大学院共通授業科目「境界研究III」「ボーダースタディーズ:成果と展望」
2009年から5年にわたって教育・研究活動を展開してきたグローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成:スラブ・ユーラシアと世界」がこの3月で終了するに伴い、その成果を還元するシンポジウムを大学院共通授業として行います。本プログラムが国内外で確立した境界研究(ボーダースタディーズ)の知見の全てがこの3日間に凝縮されています。また本プログラムが実社会との連携を重視することもあり、今回のイベントには北は稚内から南は与那国島までの境界自治体実務者による現場報告が勢揃いします。いま日本を揺るがしている領土・国境問題に関心のある学生の受講をお待ちしております。なお、DAY2とDAY3は一般にも開放されます。
*受講者は下記に掲載されている各種資料や映像を事前予習の上、参加ください。
グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」 http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/BorderStudies/
スラブ研究センター・境界研究ユニット(UBRJ) http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/ubrj/index.html
境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN) http://src-hokudai-ac.jp/jibsn/index.html
*プログラムは一部変更される可能性があります。
*受講者は下記に掲載されている各種資料や映像を事前予習の上、参加ください。
グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」 http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/BorderStudies/
スラブ研究センター・境界研究ユニット(UBRJ) http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/ubrj/index.html
境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN) http://src-hokudai-ac.jp/jibsn/index.html
*プログラムは一部変更される可能性があります。
2014年2月13日(木)-15日(土)
グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」ファイナルシンポジウム
2月13日(木) DAY 1 「境界・国境問題:実務の取り組み」 | |
会場 | 北海道大学スラブ研究センター四階大会議室 |
9:30 | イントロダクション:岩下明裕(GCOE拠点リーダー) DVD「知られざる国境の島・五島」先行上映会 講義I 「JIBSN(境界地域研究ネットワークJAPAN)の活動と地方シンクタンクの役割」 高田喜博(HIECC:公益社団法人 北海道国際交流・協力総合センター) |
13:30- |
講義II「国籍、パスポート、入国管理の実務」大西広之 他一名 講義III 「境界に翻弄される人々・暮らしの悩み」山上博信 総合討論 |
2月14日(金)DAY2 「境界地域:現場の声を紡ぐ」 | |
9:30- | DVD「境界地域研究ネットワークJAPANの歩み」 講義I 「日本の境界自治体の取り組み:現状と課題」古川浩司(JIBSN事業部会長・中京大学) 講義II 「台湾へのラブコール:与那国の闘い」小嶺長典(与那国町) 講義III「海洋行政を創る:竹富イニシャティブ」小濱啓由(竹富町) |
13:30- | 講義IV 「変貌する国境の島:対馬から」小島和美(対馬市) 講義V 「東シナ海で海を守る:五島の声」久保実(五島市) 講義VI 「サハリンと結ぶ:稚内から」中川善博(稚内市) 講義VII「国境と呼べない街:根室の苦悩」織田敏史(根室市) 総合討論 |
2月15日(土)DAY3 「境界研究:人文・社会研究のコンパス」 | |
9:30- | 若手研究者の実務報告 報告I 「与那国と根室から」 舛田佳弘(小樽商科大学研究員・前与那国町嘱託専門員) ファベネック・ヤン(北大文学研究科博士課程・根室市リサーチインターン) 報告II 「国境の島・対馬の国境観光をつくる」 花松泰倫(北大GCOE研究員)、島田龍(九州経済調査協会)、木村貴(九州国際大学) |
13:30- | GCOEファイナルDVD「ボーダースタディーズの全て」 ラウンドテーブルI 「境界研究から学んだこと」(北大GCOE研究員ほか) ラウンドテーブルII 「GCOE:到達点と課題」(北大GCOE事業推進者ほか) 総括報告 「国境学を世界にプロデュースする」岩下明裕 総合討論 |