「カシミール紛争と隣接地域への影響」(2/3)大盛況
2011/02/08
新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」、グローバルCOE「境界研究の拠点形成」、科学研究費補助金「現代インド外交の解明」の共催により、スラブ研究センターと笹川平和財団が主催した「カシミール紛争と隣接地域への影響」が、2月3日、東京の日本財団ビルで行われました。カシミールというそれほど馴染みのないテーマでどのくらいの人が集まるか予想がつきませんでしたが、8カ国の大使館、8社を越えるメディア関係者、大学教員、学生、企業、民間シンクタンクなど85名の参加があり、大いに盛り上がりました。回収されたアンケートの8割がイベントに「満足」とあり、結果も好評だったようです。新学術領域研究1班(国際関係班)の伊藤融氏(防衛大学)の司会のもと、同研究班の岩下明裕(グローバルCOE拠点リーダー)による、インドとカシミールを議論する意味に触れたイントロダクションを経て、ベヘラ氏(デリー大学教授)による熱のこもった講演となり、問題をカシミールに暮らす視点から考える必要が強く提起されました。このような議論はグローバルCOEプログラムが目指す方向性を大きく重なるものです。堀本武功氏(尚美学園大学教授)のキレのあるコメントも場を大いに盛り上げました。