土曜市民セミナー「追憶のヤキ儀礼」(2/11)参加記
2011/02/20
2月11日(金)、エリクソン(アーカンソー大学)を講師に迎え、博物館土曜市民セミナーが開催されました。ヤキの居留地で長期間、調査にあたった経験を持つエリクソン氏は、ヤキが辿った「追放と抵抗」の歴史を紹介し、伝わってきたカトリックが伝統と交わり土着化し、鹿頭の踊りやコヨーテの踊りといった独特の儀式に発展したことが強調されました。特に、土地収用に抵抗する運動を指導したTetabiateの墓参りがその典型で、抵抗の殉教者を祭ることで、ヤキの人々は復活と生存の証しを確認することになる、と結ばれました。