「北東アジア・コミュニティ設立を目指す国際コンソーシアム」の立ち上げにむけて
2011/04/09
2011年3月24-25日、ソウル大学にて韓国、中国、ロシア(極東代表を含む)、米国、日本の北東アジア地域研究者が集まり、北東アジア・コミュニティをつくるための活動を始めることに合意しました。北東アジアには他の地域と異なり、いまだ国家を束ねる地域機構が存在しません。1990年代には「北東アジア」は一種のブームのように語られましたが、いまだ十分な地域協力の気運がないままに今日に至っています。このような状況を打破すべく、ソウル大学で長年教鞭をとり、現在ワシントン大学で活躍中の河龍出教授らのイニシャティブで北東アジア地域協力のための制度作りをめざすコンソーシアムを作ろうという提案がなされました。河教授は、スラブ研究センターとも協力関係の深い旧ソ連地域専門家ですが、日本でも著名な研究者です。日本からは本プログラムの岩下明裕が、和田春樹東大名誉教授とともにコンソーシアム設立にむけた合意書に調印しました。ロシア極東からは、これも私たちのパートナーである太平洋地理学研究所のバクラノフ教授が参加しています。
本プログラムでも、北東アジア・コミュニティの設立にむけての様々なイニシャティブに関わっていく予定です。 (岩下明裕)
河教授の挨拶文はこちらから
本プログラムでも、北東アジア・コミュニティの設立にむけての様々なイニシャティブに関わっていく予定です。 (岩下明裕)
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