韓国啓明大学との交流協定:国境研究所 第1回国際学術会開催
2011/06/28
本GCOEプログラムは、2011年4月1日から、韓国の啓明大学(大邱)に新たに設立された国境研究所との間に学術交流協定を結びました。本プログラムは世界の境界地域研究ネットワークのなかにありますが、正式に協定を結んだのは初めてです。これは生まれてまもない韓国初の境界研究機関を全面的に支援するための積極的な意思表示でもあります。日本と韓国の国境といえば、竹島をめぐる政治的な部分ばかりがクローズアップされがちですが、啓明大学の研究所は境界に翻弄される人々の目線にたちアカデミックに問題群を捉えようとしており、本プログラムが目指す方向性と共有するものが多く、今後の協力が楽しみです。
また国境研究所の立ち上げに伴い、初の国際セミナー「国境と無国境の共存メカニズム」が、2011年6月25日に啓明大学で開かれました。会議には中国、米国からも参加がありましたが、日本からは3名が報告にたち、日韓同時通訳により議論が深められました。5月の「境界地域研究ネットワークJAPAN 与那国・台湾セミナー」の成果をもとに、古川浩司・中京大学准教授が日本の国境地域法制の可能性について報告し、韓国の事例について触れたことが印象的でした。日韓連携によるボーダースタディーズの発展に尽力したいと思います。 (岩下明裕)
また国境研究所の立ち上げに伴い、初の国際セミナー「国境と無国境の共存メカニズム」が、2011年6月25日に啓明大学で開かれました。会議には中国、米国からも参加がありましたが、日本からは3名が報告にたち、日韓同時通訳により議論が深められました。5月の「境界地域研究ネットワークJAPAN 与那国・台湾セミナー」の成果をもとに、古川浩司・中京大学准教授が日本の国境地域法制の可能性について報告し、韓国の事例について触れたことが印象的でした。日韓連携によるボーダースタディーズの発展に尽力したいと思います。 (岩下明裕)