セミナー「会計・監査の『境界』とグローバル化」(2/1)参加記
2012/02/01
2012年2月1日、吉見宏(北大経済学部教授)を講師に迎え、「会計・監査の境界とグローバル化」と題するセミナーが開かれました。
会計の国際化が、企業の資金調達・取引の国際化に起因していると同時に、各国間の政治や強く働いしていること、また日本が徐々に国際会計基準(IAS/IFRS)の適用に傾く事情が、内外の状況から説明されました。会計基準の境界が消えつつある一方で、会計士は依然として資格形態が多様で米国内でも州ごとに異なること、日本の経営は依然として生え抜き中心で国際化が進んでおらず、経営のプロがあちこちの会社を渡り歩くような世界共通の現象が生じていないことも付け加えられました。一方で、会計・監査基準が実務を規定する実態もあり、国際基準化によって、日本独特の業務(例えばリース業)は消えてしまうことも示唆されました。
会場からは、アメリカ会計基準(FASB基準)と国際会計基準との違い、日本の経営者が国際会計基準導入に抵抗する理由、税務と会計との力関係について等、活発な質問が出されました。
会計の国際化が、企業の資金調達・取引の国際化に起因していると同時に、各国間の政治や強く働いしていること、また日本が徐々に国際会計基準(IAS/IFRS)の適用に傾く事情が、内外の状況から説明されました。会計基準の境界が消えつつある一方で、会計士は依然として資格形態が多様で米国内でも州ごとに異なること、日本の経営は依然として生え抜き中心で国際化が進んでおらず、経営のプロがあちこちの会社を渡り歩くような世界共通の現象が生じていないことも付け加えられました。一方で、会計・監査基準が実務を規定する実態もあり、国際基準化によって、日本独特の業務(例えばリース業)は消えてしまうことも示唆されました。
会場からは、アメリカ会計基準(FASB基準)と国際会計基準との違い、日本の経営者が国際会計基準導入に抵抗する理由、税務と会計との力関係について等、活発な質問が出されました。