ボーダースタディーズ・セミナー「よい熊さん・悪い熊さん-中国のポスターと連環画をよむ」」(2/23)参加記
2012/02/23
2012年2月23日、ボーダースタディーズ・セミナー「よい熊さん・わるい熊さん」がスラブ研究センター大会議室で開催されました。
セミナーにおいて武田雅哉氏は中国における連関画、さらには映画に現れたソ連・ロシアのイメージの読み解き方を 多くの所蔵を用いて講義されました。歴史的に連関における善玉・悪玉の描かれ方がパターン化されていること、また、ソ連人は科学技術に優れた目上・教師の存在として連関画内に描かれてきたことが説明されました。一方でソ連との関係が悪化すると、今度はソ連人は仮想敵国として数々のスパイ映画に登場するようになります。
会場からは、ジェンダーから見た連関画や、今日の連関画復刻ブームの理由、海外からのパクリについて等、多くの質問が出され、今後の比較研究の端緒となる議論が交わされました。なお、武田雅哉氏は、本GCOEの推進員でもあり、現在開催中の北大総合博物館第六期展示の資料提供・監修もされています。展示は5月までです。お近くにお寄りの際は是非ご覧ください。
セミナーにおいて武田雅哉氏は中国における連関画、さらには映画に現れたソ連・ロシアのイメージの読み解き方を 多くの所蔵を用いて講義されました。歴史的に連関における善玉・悪玉の描かれ方がパターン化されていること、また、ソ連人は科学技術に優れた目上・教師の存在として連関画内に描かれてきたことが説明されました。一方でソ連との関係が悪化すると、今度はソ連人は仮想敵国として数々のスパイ映画に登場するようになります。
会場からは、ジェンダーから見た連関画や、今日の連関画復刻ブームの理由、海外からのパクリについて等、多くの質問が出され、今後の比較研究の端緒となる議論が交わされました。なお、武田雅哉氏は、本GCOEの推進員でもあり、現在開催中の北大総合博物館第六期展示の資料提供・監修もされています。展示は5月までです。お近くにお寄りの際は是非ご覧ください。