セミナーMaritime Border Issues in Northeast Asia(ワシントンDC)のご案内
2012/06/06
日米欧ボーダースタディーズ「夢の共演」:6月15日にワシントンで実現
本GCOEプログラムと東西センターINワシントンの主催、スラブ研究センター及び新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」国際関係班の共催で、世界のボーダースタディーズと中国の海疆ユーラシアに関わるワシントンの研究者による画期的なセミナーが実現します。
プログラムの詳細はこちら
おそらくワシントンの地にボーダースタディーズの第一人者たちが集い、北東アジアの海のボーダーを議論するのはこれが初めてでしょう。これまで境界問題にほぼ関心を持たなかったワシントンのシンクタンクや研究者たちが、近年の中国のアグレッシブな対外政策のおかげで、海をめぐるボーダーの問題に強い興味を示していますが、他方で、すべてを軍事パワーバランスやセキュリティをめぐる荒っぽい問題に還元する議論が多いのも事実です。このセミナーでは英国ダラム大学IBRUのマーチン・プラット、元ABS会長でもあるトニー・パヤンらとともにより地に足のついた中国と海をめぐるボーダリングにかかわる議論を行い、米国の政策研究コミュニティに一石を投じます。またセミナーは、今年11月に福岡・釜山で開催されるBRIT第12回大会のプレ・イベントとしても位置づけられており、その準備状況も紹介されます。プラット、パヤンの両氏もまたBRITを牽引する主要メンバーです。
昨年9月にはBRITXIスイス・フランス大会の前夜にポーランドOSWで、日米欧のボーダースタディーズによる協働シンポを開催しました。今回はいわばその続編にあたりますが、第1回の日米欧ボーダースタディーズ・トライアングルに米国から参加したサトゥ・リマイエ東西センター所長が今回の会議の主催するのも、ボーダースタディーズが世界規模で根付き始めている証といえるでしょう。なお今回の主要メンバーはすべてBRITXIIで福岡に集結することも申し添えておきます。 (岩下明裕)
本GCOEプログラムと東西センターINワシントンの主催、スラブ研究センター及び新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」国際関係班の共催で、世界のボーダースタディーズと中国の海疆ユーラシアに関わるワシントンの研究者による画期的なセミナーが実現します。
プログラムの詳細はこちら
おそらくワシントンの地にボーダースタディーズの第一人者たちが集い、北東アジアの海のボーダーを議論するのはこれが初めてでしょう。これまで境界問題にほぼ関心を持たなかったワシントンのシンクタンクや研究者たちが、近年の中国のアグレッシブな対外政策のおかげで、海をめぐるボーダーの問題に強い興味を示していますが、他方で、すべてを軍事パワーバランスやセキュリティをめぐる荒っぽい問題に還元する議論が多いのも事実です。このセミナーでは英国ダラム大学IBRUのマーチン・プラット、元ABS会長でもあるトニー・パヤンらとともにより地に足のついた中国と海をめぐるボーダリングにかかわる議論を行い、米国の政策研究コミュニティに一石を投じます。またセミナーは、今年11月に福岡・釜山で開催されるBRIT第12回大会のプレ・イベントとしても位置づけられており、その準備状況も紹介されます。プラット、パヤンの両氏もまたBRITを牽引する主要メンバーです。
昨年9月にはBRITXIスイス・フランス大会の前夜にポーランドOSWで、日米欧のボーダースタディーズによる協働シンポを開催しました。今回はいわばその続編にあたりますが、第1回の日米欧ボーダースタディーズ・トライアングルに米国から参加したサトゥ・リマイエ東西センター所長が今回の会議の主催するのも、ボーダースタディーズが世界規模で根付き始めている証といえるでしょう。なお今回の主要メンバーはすべてBRITXIIで福岡に集結することも申し添えておきます。 (岩下明裕)