BRIT XII プレ・セミナー「北東アジアをめぐる海の境界問題」(東西センター・ワ シントンDC、6/15)開催される
2012/06/22
2012年6月15日、ワシントンの東西センターでBRIT第12回大会のプレ・イベントとして、「北東アジアをめぐる海の境界問題」をテーマにワークショップが開かれました。スラブ研究センター、新学術領域研究「ユーラシア地域大国の比較研究」(国際関係班)及び本プログラムの共催によるものです。日欧米のボーダースタディーズの識者が、ワシントンの中国研究者と一緒に、70人を越える参加者の前で、東シナ海や南シナ海の海の境界問題について議論しました。セミナーは、元ABS会長のトニー・パヤン(テキサス大)による米国のボーダースタディーズやBRITの紹介を皮切りに、岩下によるユーラシアの陸と海の境界問題のブリーフィングの後、トーマス・ビックフォード(CNA)、アブラハム・デンマーク(NBR)による中国と海をめぐる安全保障と隣国との係争についてのプレゼンが続きました。最後にマーチン・プラット(英国・IBRU)が国際法及び地理学的な知見に基づき、世界の事例の文脈のなかでこの地域の問題を比較分析しました。マーチンやトニーのプレゼンスは、これまでボーダースタディーズに馴染みの少なかったワシントンの東アジア政策研究サークルに大きな刺激を与えたようです。今後、BRITやABSの存在も、米国東海岸で浸透しはじめることでしょう。
当日のセミナーの模様は、下記のリンクから映像で配信されています。 (岩下明裕)
http://www.eastwestcenter.org/node/33528
当日のセミナーの模様は、下記のリンクから映像で配信されています。 (岩下明裕)
http://www.eastwestcenter.org/node/33528
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