稚内/サハリン・リトリート 盛況に終わる
2012/09/02
稚内市とサハリン州の全面的支援を受けて、稚内とサハリンを結ぶ国境越えセミナーが無事終了しました。2012年8月26日、与那国、竹富、那覇、福岡、対馬、五島、小笠原など道外の日本各地から行政、ビジネス、研究をリードする様々な顔ぶれが稚内に集結し、境界地域の現状や展望について意見交換をしました。その後、一行はフェリーで5時間かけてサハリンへわたり、28日はユジノサハリンスクでロシア側の関係者たちと意見交換や交流を行いました。セミナーの模様は北海道新聞、読売新聞、毎日新聞などで大きく報じられましたが、参加者たちのほとんどが初めてのロシア訪問であり、ロシアの奥深さとサハリンのユニークさを堪能したようです。今回のリトリートを通じて、サハリンや稚内で学んだものはそれぞれの境界地域が今後、台湾、中国、韓国といったそれぞれの隣人たちとつきあう際に大いに参考になることでしょう。詳細は後日、JIBSN(境界地域研究ネットワークJAPAN)のホームページで紹介される予定です。
(岩下明裕)
写真(上)稚内からサハリンを見る (下)セミナーで積極的な発言を行うポノマリョフ氏(地理学者)
(岩下明裕)
写真(上)稚内からサハリンを見る (下)セミナーで積極的な発言を行うポノマリョフ氏(地理学者)