土曜市民セミナー 「近くて遠いクリル・カムチャツカ-地質と鉱物・エネルギー資源の現在と未来」(5/18)参加記
2013/05/18
2013年5月18日、北海道大学総合博物館において、土曜市民セミナー 「近くて遠いクリル・カムチャツカ-地質と鉱物・エネルギー資源の現在と未来」が開かれました。講師の松枝大治氏(北大名誉教授)は、第八期展示のカムチャッツカ部分を担当しており、本GCOEの元推進員の一人でもあります。
松枝氏は、クリル諸島、カムチャツカ半島のレアメタル資源や天然資源の鉱床の分布や開発状況を鉱床学の立場から説明されました。特に火山活動により水が循環し、水に溶け込んだ重金属が沈殿することにより鉱床が形成されるというメカニズムが強調されました。特にカムチャツカでは今日でも30近い活火山があり、地熱発電所が稼働していること、そして金、白金、インジウムといったレアメタルの鉱床が確認されており、商業採掘がなされていることが北大チームによる現地調査をもとにして報告されました。
当日は天候にも恵まれ、会場は、70名強の市民で満席となりました。カムチャツカの自然に対する札幌市民の関心の高さを伺わせました。
なお、第八期展示「知られざるクリル・カムチャツカ-ロシアから見た境界のイメージ」に連動した市民セミナーは本日が最終回となります。展示は5月26日(日)まで開催されております。入館料無料、どなたでもご覧いただけます。
松枝氏は、クリル諸島、カムチャツカ半島のレアメタル資源や天然資源の鉱床の分布や開発状況を鉱床学の立場から説明されました。特に火山活動により水が循環し、水に溶け込んだ重金属が沈殿することにより鉱床が形成されるというメカニズムが強調されました。特にカムチャツカでは今日でも30近い活火山があり、地熱発電所が稼働していること、そして金、白金、インジウムといったレアメタルの鉱床が確認されており、商業採掘がなされていることが北大チームによる現地調査をもとにして報告されました。
当日は天候にも恵まれ、会場は、70名強の市民で満席となりました。カムチャツカの自然に対する札幌市民の関心の高さを伺わせました。
なお、第八期展示「知られざるクリル・カムチャツカ-ロシアから見た境界のイメージ」に連動した市民セミナーは本日が最終回となります。展示は5月26日(日)まで開催されております。入館料無料、どなたでもご覧いただけます。