土曜市民セミナー「香月泰男 あたたかなまなざし」(7/20)参加記
2013/07/20
2013年7月20日、北海道大学総合博物館において、土曜市民セミナー「香月泰男 あたたかなまなざし」が開催されました。
講師の矢吹 俊男氏は、小川原修記念美術館の館長を務められ、セミナーでは、小川原修、香月の妻、香月の教え子達を通じて知り得た香月の倶知安時代の生活ぶりを解き明かしました。一般に、香月は、シベリア抑留と後のシベリア・シリーズに注目が集まり、倶知安で美術教師をしていた時代については、油絵をほとんど残さず、本人も北海道の寒さに耐えかねていことから、不遇の時代としてされてきました。しかし、セミナーでは、矢吹氏は、倶知安時代の体験が、後の創作活動に活かされたという興味深い指摘を、香月の絵画を交えながら行い、聴衆の耳目を集めました。
講師の矢吹 俊男氏は、小川原修記念美術館の館長を務められ、セミナーでは、小川原修、香月の妻、香月の教え子達を通じて知り得た香月の倶知安時代の生活ぶりを解き明かしました。一般に、香月は、シベリア抑留と後のシベリア・シリーズに注目が集まり、倶知安で美術教師をしていた時代については、油絵をほとんど残さず、本人も北海道の寒さに耐えかねていことから、不遇の時代としてされてきました。しかし、セミナーでは、矢吹氏は、倶知安時代の体験が、後の創作活動に活かされたという興味深い指摘を、香月の絵画を交えながら行い、聴衆の耳目を集めました。