「沖縄をボーダーから考える―普天間・ 尖閣・オスプレイ」(11/4、於中京大)参加記
2013/11/06
2013年11月4日に名古屋の中京大学にて特別シンポジウム「沖縄をボーダーから考える―普天間・
尖閣・オスプレイ」が開催されました。シンポジウムは二部構成となっており、第一部ではGCOEプログラム作成「揺れる国境:沖縄・尖閣のいま」のDVDの上映を行い、続けて岩下教授(GCOEプログラム拠点リーダー)からDVDの解説を含めて国境地域ネットワーク形成の重要性及び今までのGCOEプログラムの成果について説明をしてくれました。
第二部では、屋良朝博氏(フリーランスライター・元沖縄タイムス論説委員)から「沖縄問題、なぜ解決しない」というテーマで報告がありました。屋良氏の報告では、沖縄米軍基地に関する歴史的背景、基地と防衛問題、在日米軍再編と米軍海兵隊の中でも特に2000人ほどで構成されている遠征隊(Marine Expeditionary Unit, MEU)の矛盾と問題点、日本の政治の責任放棄、そして沖縄の米軍基地問題というのは軍事力問題というより国内政治の問題であることを述べました。
質疑応答では、多くの聴衆から質問がありました。基地問題の解決に何が必要か、メディアがなぜ沖縄問題を取り上げないのか、などいった質問があり、これについて屋良氏は、日本の意識の変化が大事であることとまたメディアはあまり関心がない、むしろ関心があればもっともっと議論しているだろうと返答がありました。また沖縄基地問題に関してどのような解決へのスキームがありえるかということに対して、屋良氏は70年間の沖縄と米軍基地との付き合いの中で今すぐ撤退というシナリオはありえないがこれから長期のスキームを考えるべきであると返答がありました。250人にも及ぶ観衆は、沖縄基地問題や国境問題に関する関心が高まっていることを物語っていました。(文責:池直美、北大公共政策大学院)
尖閣・オスプレイ」が開催されました。シンポジウムは二部構成となっており、第一部ではGCOEプログラム作成「揺れる国境:沖縄・尖閣のいま」のDVDの上映を行い、続けて岩下教授(GCOEプログラム拠点リーダー)からDVDの解説を含めて国境地域ネットワーク形成の重要性及び今までのGCOEプログラムの成果について説明をしてくれました。
第二部では、屋良朝博氏(フリーランスライター・元沖縄タイムス論説委員)から「沖縄問題、なぜ解決しない」というテーマで報告がありました。屋良氏の報告では、沖縄米軍基地に関する歴史的背景、基地と防衛問題、在日米軍再編と米軍海兵隊の中でも特に2000人ほどで構成されている遠征隊(Marine Expeditionary Unit, MEU)の矛盾と問題点、日本の政治の責任放棄、そして沖縄の米軍基地問題というのは軍事力問題というより国内政治の問題であることを述べました。
質疑応答では、多くの聴衆から質問がありました。基地問題の解決に何が必要か、メディアがなぜ沖縄問題を取り上げないのか、などいった質問があり、これについて屋良氏は、日本の意識の変化が大事であることとまたメディアはあまり関心がない、むしろ関心があればもっともっと議論しているだろうと返答がありました。また沖縄基地問題に関してどのような解決へのスキームがありえるかということに対して、屋良氏は70年間の沖縄と米軍基地との付き合いの中で今すぐ撤退というシナリオはありえないがこれから長期のスキームを考えるべきであると返答がありました。250人にも及ぶ観衆は、沖縄基地問題や国境問題に関する関心が高まっていることを物語っていました。(文責:池直美、北大公共政策大学院)