冷戦終結後、約10年にわたって中・ロ国境を現地調査してきた若手国際政治学者の実践的国境ルポ。日本の21世紀を考える上で避けては通れない北東アジア情勢の未来像を展望する。
冷戦後、中・ロ国境は新たな交流の場になるのか、あるいは火種の地となるのか。日本の21世紀を考える上で避けては通れない東北アジア情勢を知る1冊。
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発売日:2003年03月10日 定価:本体1700円(税別) 四六判
ISBN:4-04-703351-0-C0322 264頁
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*本書の帯から
中・ロ国境の実相を「蟻の眼」で描くアカデミック・ルポ!
「新たな文明の断層線か・それとも和解の架橋か。行動する国際政治学者の中ロ間の国境4000キロを踏査した報告。 学識と汗が結晶した書物(下斗米伸夫 日本国際政治学会理事長・法政大学教授)」
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お問い合わせ先:角川書店 飛鳥企画 担当 伊藤賢治(03−3817−8535)
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* 訂正のお知らせ (1)本書135頁「アムール河上流域」地図のなかで、西林吉から興安まで鉄道が引かれているかのように示されていますが、これはアムール河へ注ぐ額木爾(オムル)河の流れを示しています。西林吉からアムール河流域方面に鉄道は存在しませんのでご注意ください。その他の地図にもいくつか不備な点がみられます。地図はあくまで本文の 理解を助ける補助的なものとしてご使用いただければありがたいです。 |
(2)本書ではKyrgyzstan(Kyrgyz Republic)の表記として、一般に流布している「キルギス」あるいは「キルギスタン」ではなく、より原音に近い「クルグズスタン」を採用しました(9頁地図)。しかし、本文中(222-226頁)では、編集サイドにより「クルグスタン」と処理されています。
これに関しては、すべて「クルグズスタン」で統一されることが、本来、望ましいと考えます。 |