スラブ研究センターニュース 季刊 2005 年夏号 No.102
センターでは、全学運用定員により、次の方を本年5月から来年3月まで11ヵ月間助手として採用することになりました。
藤森信吉(ふじもり・しんきち)慶応義塾大学法学研究科政治学専攻博士課程修了
現代ウクライナ研究、ウクライナ・ロシア関係
本年度は次の6名の方々に客員教授をお願いすることになりました。
氏名 | 所属 (採用時) | 研究テーマ |
斎藤元秀 | 杏林大 学大学院国際協力研究科 | ソ連・ ロシアの対日政策研究の新アプローチ |
志摩園子 |
昭和女子大学人間社会学部 |
地域空間としての「バルト」の醸成
と変容-バルト海地域の協力から- |
仙石学 |
西南学院大学法学部国際関係法学科 |
中東欧諸国の社会政策の変容-比較
政治経済学の視点から |
佐々木史郎 | 国立民族学博物館研究戦略センター | ポスト社会主義時代におけるスラ ブ・ユーラシア地域の民族動態 |
高橋淸治 | 東京外国語大学外国語学部 | カフカスとロシヤ帝国 |
帯谷知可 | 国立民族学博物館地域研究企画交流 センター | 中央アジア地域研究関連稀少資料の デジタル保存と有効利用の諸方策 |
比較経済体制学会の今年度の大会が予定通り6月4~5日に町田市の桜美林大学で開催された。共通論題は「市場経済の諸類型:発展途上経済と移行経済」とさ れた。移行経済研究から比較経済体制研究への脱皮をはかるという大会プログラム委員会の強い意欲が感じられた企画であった。共通論題の報告12本の内訳 は、ロシア3本、その他旧ソ連2本、中東欧2本、中国2本、発展途上国3本であった。移行経済と発展途上経済との意外な共通性が明らかにされるなど、この 企画は一定の成功を収めたように思われた。 総会では、『比較経済体制学会年報』という学会機関誌名を『比較経済研究』に改めること、日本ロシア・東欧研究連絡協議会(JCREES)から脱退するこ となどが決められた。また、役員の改選がおこなわれ、新代表幹事に岩田昌征氏(東京国際大学)が就任した。
2005年 |
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7月25−30日 |
ICCEES
(国際中・東欧研究協議会)第7回世界会議 於ベルリン 詳しい情報は http://www.rusin.fi/iccees/ |
9月29−10月2日 |
中央ユーラシア学会(CESS)於ボストン大学 |
10月7−9日 |
2005
年度日本ロシア文学会定例総会・研究発表会 於早稲田大学 |
10月15−16日 |
ロシア東欧学会2005年度大会 於西南学院大学 |
10月22−23日 |
2005
年度ロシア史研究会大会 於成蹊大学 詳しい情報は http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssrh/ |
12月14−16日 |
スラブ研究センター冬期国際シンポジウム |
センターのホームページ(裏表紙参照)にはこの他にも多くの海外情報が掲載されています。