まえがき
北海道大学スラブ研究センターは1994年以降『スラブ研究センターを研究する』と題する点検評価報告書を5回にわたり公刊しています。
1994年(1993年度)と1996年(1995年度)に刊行された第1号と第2号は、基本的に自己点検評価を試みたものです。1997年に刊行 された第3号は、1996年度に何らかの形でセンターに滞在した6名のスラブ地域研究者による「外部的評価」を収録しています。1999年度には初めて本 格的な外部評価を行い、その結果を第4-1号として2000年に刊行しました。さらに、その資料として1996年度以降の活動記録を第4-2号として作成 しました。2002年(2001年度)に刊行された第5号は、あえて研究員の自己評価を前面に出し、専任研究員自身によるとくに研究についての評価を中心 とする異色の報告書となりました。
今回の第6号の報告書では、2002年度以降のセンターの活動を点検することを目的としています。第5号においてセンターの活動記録が掲載されてい ないことも考慮して、2001年度以前のデータも一部収録されています。今回の報告書には、外部の方によるコメント・評価等は掲載されていませんが、その ための材料を提供するものと位置づけております。今後、センター内部のみならず、協議員会、運営委員会などの場でセンターの活動を検討する際に、この報告 書が十分に活かされることを望んでおります。
今年度の点検評価を担当したスラブ研究センター評価委員会の構成員は、センター長のほか、林忠行、荒井信雄(以上、センター)、所伸一(教育学研究科)、
吉野悦雄(経済学研究科)、山田杉一(事務長)でした。報告書の編集実務は、大須賀みか(センター)が担当しました(敬称略)。
2006年3月 北海道大学スラブ研究センター センター長 田畑伸一郎 |