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2014.05.26
ノッテンガム大学中国校フィルムフェスティバルに出品(八重山・台湾DVD英語版)
ノッテンガム大学中国校フィルムフェスティバルに出品(八重山・台湾DVD英語版)
現在、中国浙江省の寧波にあるノッテンガム大学で活躍されているデイビッド・ウルフ教授のイニシャティブにより、5月19日から22日までフィルム・フェスティバルが開催されました。これはノッテンガム大学としては始めての試みで、4日間にわたり夕方7時から9時まで講堂で開催されました。初日のフィルムはアンドリュ・フィールド氏制作の「Down: Indie Rock in the PRC」、200名近くの学生が詰めかけ、鑑賞会のあと学生たちからの鋭い質問(英語)が制作者に浴びせられました。グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」がプロデュースした「Unknown Tales of the Southern Borders」の20日の上映会も120名ほどの参加者がありました。東シナ海の八重山・台湾交流を描いたこの作品の上映には、昨今の日中関係を鑑み、これを危惧する声もありましたが、議論は完全にアカデミックな雰囲気で盛り上がり、フェスティバル中、もっとも「人間の顔がみえた」作品と高い評価を得ました。なお3日目のフィルムは、この夏からスラブ・ユーラシア研究センターに滞在予定のトマス・ラフセン氏が制作したものでした。フィルムを通じて、現地のまなざしでこれを体感しながら、ボーダーに関する問題意識と知識を涵養するという試みは、国境を越え、中国社会にとっても有意義がものであることが確認されました。
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