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2014.11.04

高橋美野梨氏らが地域研究コンソーシアム登竜賞を受賞!

高橋美野梨氏らが地域研究コンソーシアム登竜賞を受賞!

11月1日(土)にアジア経済研究所で地域研究コンソーシアム年次総会が開かれ、高橋美野梨(日本学術振興会)、塩谷哲史(筑波大学)の両氏が2014年度地域研究コンソーシアム登竜賞を受賞しました。この賞は若手地域研究者の筆による優れた著書・論文に対して贈られる栄誉ある賞で、この度はUBRJならびにスラブ・ユーラシア研究センターと繋がりの深い両氏の受賞となりました。高橋美野梨氏は、北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターを受入機関とする日本学術振興会特別研究員で、ボーダースタディーズ・セミナーでの報告、ABSやBRITといった国際学会・会議への参加、雑誌『境界研究』誌への論文投稿など、GCOE時代より特に北極圏・グリーンランドをめぐる境界研究について大きな学術的貢献をされてきました。著書自己決定権をめぐる政治学―デンマーク領グリーンランドにおける「対外的自治」』(明石書店、2013年)での受賞です。塩谷哲史氏は、中央ユーラシアを専門地域とする東洋史研究者で、主にヒヴァ・ハン国における灌漑史とロシア帝国やトルクメンとの関係について研究をされており、近代中央ユーラシアにおける境界の問題も扱っております。2013年度・2014年度とスラブ・ユーラシア研究センターの共同利用型(個人)研究が採択され、センターの活動にも貢献していただいております。著書中央アジア灌漑史序説―ラウザーン運河とヒヴァ・ハン国の興亡』(風響社、2014年)での受賞となりました。
                                                           (文責: 地田 徹朗
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左が高橋氏、右が塩谷氏