『境界研究』5号の刊行
UBRJが編集主体となっている和文査読誌『境界研究』の5号が刊行されました。高い論文6本、研究ノート1本、書評2本が収められており、地域やテーマもバラエティに富んでいます。いずれも興味深い論考ばかりですので、こちらのサイトから論文をダウンロードいただき、ご一読いただければと思います。収録されている論考は以下のとおりです。
[論文]
中山 大将 サハリン韓人の下からの共生の模索 ―樺太・サハリン・韓国を生きた樺太移住韓人第二世代を中心に―
塩原 俊彦 サイバー空間と国家主権
今野 泰三 宗教シオニズムの越境―ヨルダン川西岸地区の「混住入植地」を事例として―
高松 郷子 パレスチナにおけるコミュニティ・ツーリズムの展望―被占領地の境界侵食に抗して―
紺屋 あかり パラオ社会とキリスト教
今中 崇文 「共生」のために守るべきものとは―中国・西安市の回族による宗教実践を事例として―
[研究ノート]
日下部 京子 国境におけるジェンダー分析のフレームワーク―メコン河下流域の国境を事例として―
[書評]
高木 彰彦 滝波章弘著『<領域化>する空間:多文化フランスを記述する』
森下 嘉之 カイトゥリン・マードック著『変わりゆく場所:1870-1946年におけるザクセン ・ボヘミア国境地域における社会・文化・領域』(英語)