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2016.03.10

ウラジオストクにてIntroduction to Border Studiesが刊行!

ウラジオストクにてIntroduction to Border Studiesが刊行!
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 2011年度GCOEサマースクールに講師として来札したセルゲイ・セヴァスチヤノフ(極東連邦大学)、2009年度の同参加者のユッシ・レーン(東フィンランド大学)、また、ロシア極東地域でのボーダースタディーズの牽引者の一人で2012年のBRIT XII 福岡/釜山大会にも参加したアントン・キレーエフ(極東連邦大学)が編者をつとめたIntroduction to Borderstudies(英語)がウラジオストクのDalnauka社より刊行されました。第1部では、レーンがボーダースタディーズの学史についての章を執筆し、モスクワ在住でロシアの政治地理学の泰斗であるヴラジーミル・コーロソフがボーダースタディーズ理論の章を執筆。第2部はロシア極東の研究者がボーダースタディーズの個々の理論的側面について英語で執筆しており、ボーダースタディーズに対するロシアのアプローチを知る上で格好の材料を提供してくれています。第3部は世界中のボーダーランドの実情について地域別の章が割かれており、UBRJユニットリーダーの岩下明裕(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)とエドワード・ボイル(九州大学アジア太平洋未来研究センター)が「アジアにおける国境」というチャプターを執筆しています。UBRJは今後ともロシア極東地域の研究機関・研究者との交流も続けてまいります。