UBRJユニットリーダーの岩下明裕(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター)による新著『入門 国境学:領土・主権・イデオロギー』(中公新書)が3月24日に刊行されました。中ロ国境4000キロの旅から始まり、ワシントン・ブルックリン研究所での経験、グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」によるディシプリンとしての境界研究・国境学の始動、境界地域研究ネットワークJAPANの設立と境界自治体のネットワーク化、『北方領土問題』(中公新書)や『北方領土・竹島・尖閣 これが解決策』(朝日新書)などでの日本の領土問題についての提言、Association for Borderlands StudiesやBorder Region in Transitionを通じての日本の境界研究の国際化と欧米での学知の獲得・・・これらすべてから得た経験と知見が凝縮された一冊となっております。あくまで「入門」ですので、国境や領土問題に関心のある一般の方から人文・社会科学の研究者まで幅広い層の方にお読みいただけます。ぜひ書店で手に取ってご一読ください。
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