和文査読誌『境界研究』6号の刊行
UBRJが編集・刊行を行っている和文査読誌『境界研究』6号が刊行されました。巻頭に、政治地理学の世界的権威であるジョン・アグニュー卓越教授による2015年11月の九州大学での「グローバル化時代の地政学」と題する特別講義の記録が掲載され、それ以外にも、論文3本、研究ノート2本、書評3本が収められております。南沙諸島や同地域での石油探査をめぐる中越関係、ミヤンマー北部の雲南ムスリムコミュニティ、大日本帝国の北進論における日持上人の樺太伝教「伝説」の再生産の位置づけ、現代トルコの学知としての地政学の状況、北方領土旧島民およびその子孫へのアンケート調査の結果、このように多様な内容の論文が収録されており、我が国における境界研究の拡がりを感じさせる号となっております。こちらから全ての論文のダウンロードが可能です。ぜひご覧ください。また、『境界研究』は次号7号の論文・書評の投稿を募集しております。ご関心ある方は編集部(tetsuroch[at]slav.hokudai.ac.jp)にご連絡ください([at]を@に置き換えてください)。