9月22日、札幌の紀伊国屋書店でシンポジウム「沖縄基地問題と憲法を北海道で考え る」(本ユニットと北海道新聞の共同主催)が開催されました。 延べで160名近くの 方々が訪れ、開始前から立ち見が出る盛況でした。 前日の21日にスラブ・ユーラシ ア研究センターに足を運ばれた参加者も多数おられました。まずパネリストの野添文 彬氏(沖縄国際大学)が沖縄海兵隊の歴史的展開を概観し、屋良朝博氏(元沖縄タイ ムス記者)がその現状説明と日本政府による海兵隊沖縄駐留の政治的判断の背景を解 説しました。これを受け、斉藤正明氏(北海道新聞記者)が北海道と憲法の文脈で問 題の意味を位置づけました。熱気にみちた討論が続き、予想されるべき憲法改正の流 れのなかで、沖縄県民がこれにどう対応するのか、米軍基地の存在や日米同盟の強化 がどのようなインパクトをもつのか、通常のメディアなどでは聴くことのできない、 かなりつっこんだやりとりがなされました。2時間にわたる長丁場にもかかわらず、 最後まで帰らずに立ち見で参加されていた方々が多数いた姿が印象的でした。なお、 北海道新聞でまもなく詳報が出る予定です。 (岩下明裕)
・9月23日の速報はこちら http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0319036.html