グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」以来の蓄積を誇るUBRJのサマースクールが2017年度も北大サマーインスティチュートの枠組みで開催されました(2017年7月18・19日、於スラブ・ユーラシア研究センター大会議室)。本スクールは公共政策院大学院とスラブ・ユーラシア研究センターのコラボで実施されており、UBRJのメンバーが中心となって学生の募集や講義などを運営しています。今年は北東アジア地域研究プロジェクト(NIHUの北大スラブ研拠点)との共催でもあり、北東アジア地域とボーダーに焦点をあてる講義も多く組み込まれました。
池直美、デイヴィッド・ウルフ、岩下明裕(以上、UBRJ)、堀江典生(富山大・NIHUスラブ研拠点)、エドワード・ボイル(九州大CAFS)、ヤロスラフ・ヤンチェク(スラブ研客員教授)らに加え、ABS(Association for Borderlands Studies)会長を始めとし、メキシコシティ、ミュンヘンから来日した国際色豊かな教授陣が講義しました。世界各国から延べ(公共とスラブ研の双方)で30名を越える学生や若手研究者の参加もあり、熱心な議論が続きました。サマースクールにかかわってくださった皆さま全員に心よりお礼申し上げます。
(岩下明裕)