岩下明裕編著『ボーダーツーリズム ― 観光で地域をつくる』が北海道大学出版会から刊行されます。
国境観光、あるいはボーダーツーリズム。国境地域の知られざる魅力に触れ、彼我の歴史を学び、国際関係の明日を地域から考える。日本で初めての試みに、研究者や、地方公共団体、旅行会社が一丸となって取り組んできた、約4年間の集大成。参加者からの声も収録した本書は、ボーダーツーリズムという新しい試みの様々な視座を提供します。
ご予約は北海道大学出版会にて承っております。
目次
はしがき
ボーダーツーリズム企画一覧
序 章 誕生秘話……………………………………………岩下明裕
【コラム】端っこ? とんでもない(刀祢館正明)
ボーダー体験から見えるもの(木村崇)
第一章 福岡・対馬と釜山をつなぐ………………………花松泰倫
【コラム】「国境の島」で暮らす(財部能成)
ウィンウィンの関係を目指して(武末祥人)
済州島と五島を結ぶ(久保実)
第二章 サハリン・稚内からオホーツクを結ぶ…………高田喜博
【コラム】稚内におけるボーダーツーリズム(斉藤譲一)
「国境のまち」で暮らす(三谷将)
15年前からボーダーツーリズム(米田正博)
第三章 沖縄・八重山と台湾への挑戦……………………島田 龍
【コラム】与那国・花蓮チャーター便の想い出(加峯隆義)
石垣島に来る時はパスポートを(小笹俊太郎)
第四章 小笠原断章――国境を想像する
【コラム】標準語になった小笠原方言(延島冬生)
第五章 ボーダーツーリズムが問いかけるもの…………古川浩司
【コラム】北方領土での共同経済活動とボーダーツーリズム
(本間浩昭)
根室市と北方領土の新たな交流を考える(松崎誉)
「国境に行く」をデザインしよう(田中輝美)
座談会――旅づくりの舞台裏
【コラム】ボーダー・国境という観光素材(伊豆芳人)
ツアー添乗と今後の展望について(川上朋来)
あとがき――日本でボーダーツーリズムがいかに生まれたか
北海道大学出版会
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