Eurasia Unit for Border Research (Japan)

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2018年11月7日

【開催レポート】ボーダーツーリズム五島・済州島大成功(2018年10月28-31日)

 境界研究ユニット(UBRJ、以下本ユニット)が事務局を務める境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN)の年次セミナーが長崎県五島市で開催されましたが、今年も昨年の対馬・釜山ツアーにならって、済州島への国境ツアーが組まれました。本ユニットも会員であるボーダーツーリズム推進協議会の事務局でもあるビッグホリデー(株)の主催旅行です。50名乗りの飛行機をコリア・エクスプレスという会社からチャーターしましたが、JIBSN関係者、NPO法人国境地域研究センターの全国の会員が手をあげ、これに一般公募の地元五島市民が加わり、席はあっという間に完売となる盛況ぶりでした。野口市太郎市長も同行し、五島市は独自に済州島の自治体と交流も行ったようです。


 本ユニットがこれまで主導してきたボーダーツーリズムですが、今回のチャーター便への支援はグローバルCOE時代、2011年に手掛けた与那国・台湾チャーター以来となります。前回に比べれば、今回は旅行会社や自治体関係者の手際よい組織、そしてNPO法人の集客力の高さなど、私たちの事業も大いに広がりと進捗をもってきたことを実感できました。とくにCIQの施設のない離島で国際便のチャーターの発着を成功させた点は大いに評価されるでしょう。なお2019年度は、北海道礼文町で「国境を越えないボーダーツーリズム」をJIBSNセミナーに併せて組織する予定です。これらの成果は北海道大学総合博物館2Fのブースで展示されます。

(文責:岩下明裕)

関連リンク https://this.kiji.is/430529753159976033?c=39546741839462401