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講座 スラブ・ユーラシア学 第2巻 地域認識論―多民族空間の構造と表象



編者: 宇山智彦

2008 年 2月
講談社(出 版 社のページへ)
ISBN 978-4-06-214457-5
定価(税込):2,310円(税込)/278 頁

目   次


序章 
地域認識の方法−オリエンタリズム論を超えて
宇山智彦
11

第一部 史料/芸術から見る地域
第一章
中央アジアとイラン――史料に見る地域認識
木村暁
39

第二章
ロシア的風景の発見――風景画のトポス
福間加容
73

第三章
現代中欧文学と地域アイデンティティ――<中(東)欧意識>再検討の試み
沼野充義
116

第二部 民族/民俗文化と地域
第四章
北ロシアのフォークロア――シュリクンの異称から見る多民族文化の接触
塚崎今日子
151

第五章
生業文化類型と地域表象――シベリア地域研究における人類学の方法と視座
高倉浩樹
175

第六章
カルムイク人とブリヤート人の民族意識――「モンゴル」認識と「独自の道」
荒井幸康・井上岳彦
202

第三部 国家と地域の相互作用
第七章
露清関係とカザフ草原――帝国支配と外交の中の地域認識
野田仁
231

第八章
ロシア帝国のムスリムにとっての制度・地域・越境――タタール人の場合
長縄宣博
258

第九章
ヨーロッパ人になろう!――「祖国」としてのエストニアと地域認識
小森宏美
280