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出版物

帝政ロシア帝国の膨張と統合

『ロシア帝国の膨張と統合:ポスト・ビザンツ空間としてのベッサラビア』

  出版年:2009年6月
  著:志田恭子
  発行元:北海道大学出版会
この本は、2005年に北海道大学文学部に提出した博士論文「ベッサラビア統治から見た帝政ロシアの膨張と統合:1812-1917 年」に基づいています。

目   次


序章
第一節 研究の目的と視角
第二節 ベッサラビア研究史について
第三節 史料
第四節 本書の構成
第一章 ロシアの南下政策とベッサラビアの成立
第一節 ベッサラビア併合までのロシアのバルカン進出
第二節 ベッサラビアの風土、社会階層、民族
第二章 バルカン情勢が生んだ総督府
第一節 新たな正教地域の創出
第二節 エテリア蜂起とノヴォロシア・ベッサラビア併合
第三節 露土戦争と総督府設置
第三章 対外政策としての「大改革」
第一節 統一ルーマニアの誕生まで
第二節 アレクサンドル・クザの改革
第三節 ベッサラビアにおける郡改革
第四節 ベッサラビア農民改革
第五節 ベッサラビアにおけるゼムストヴォ設置
第四章 ビザンツ法文化圏のなかでのベッサラビア
第一節 ビザンツ帝国の諸法典
第二節 ドナウ二公国におけるビザンツ法継受
第三節 ビザンツ法文化圏の広がり
第四節 ベッサラビアの現地法と一八四三年廃止論議
第五節 司法改革と現地法問題
第五章 ロシアの正教外交とベッサラビア外国修道院領
第一節 ドナウ二公国の外国修道院領問題
第二節 ベッサラビアの外国修道院領問題
第三節 「ロシア宣教団」の活動
第四節 イグナチエフ外交と修道院領収入の国有化
第五節 『シナイ写本』問題
第六節 シリアにおける正教外交と「パレスチナ協会」
第七節 シリア・カルデア派への宣教とイラン外交
第八節 ベッサラビア県ゼムストヴォとペテルブルクの攻防
結論

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