帝政ロシア帝国の膨張と統合
『ロシア帝国の膨張と統合:ポスト・ビザンツ空間としてのベッサラビア』
出版年:2009年6月
発行元:北海道大学出版会
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目 次
- 序章
- 第一節 研究の目的と視角
- 第二節 ベッサラビア研究史について
- 第三節 史料
- 第四節 本書の構成
- 第一章 ロシアの南下政策とベッサラビアの成立
- 第一節 ベッサラビア併合までのロシアのバルカン進出
- 第二節 ベッサラビアの風土、社会階層、民族
- 第二章 バルカン情勢が生んだ総督府
- 第一節 新たな正教地域の創出
- 第二節 エテリア蜂起とノヴォロシア・ベッサラビア併合
- 第三節 露土戦争と総督府設置
- 第三章 対外政策としての「大改革」
- 第一節 統一ルーマニアの誕生まで
- 第二節 アレクサンドル・クザの改革
- 第三節 ベッサラビアにおける郡改革
- 第四節 ベッサラビア農民改革
- 第五節 ベッサラビアにおけるゼムストヴォ設置
- 第四章 ビザンツ法文化圏のなかでのベッサラビア
- 第一節 ビザンツ帝国の諸法典
- 第二節 ドナウ二公国におけるビザンツ法継受
- 第三節 ビザンツ法文化圏の広がり
- 第四節 ベッサラビアの現地法と一八四三年廃止論議
- 第五節 司法改革と現地法問題
- 第五章 ロシアの正教外交とベッサラビア外国修道院領
- 第一節 ドナウ二公国の外国修道院領問題
- 第二節 ベッサラビアの外国修道院領問題
- 第三節 「ロシア宣教団」の活動
- 第四節 イグナチエフ外交と修道院領収入の国有化
- 第五節 『シナイ写本』問題
- 第六節 シリアにおける正教外交と「パレスチナ協会」
- 第七節 シリア・カルデア派への宣教とイラン外交
- 第八節 ベッサラビア県ゼムストヴォとペテルブルクの攻防
- 結論