平成21 年度「スラブ・ユーラシア地域(旧ソ連・東欧)を中心とした総合的研究」に関する追加公募


概要:

スラブ研究センターは全国共同利用施設として、昨年度より、共同研究・共同利用の公募を実施しております。本事業の目的は、「スラ ブ・ユーラシア地域研究」に関する諸分野における共同研究及び共同利用をさらに発展させるため、国公私立大学等に所属する研究者に呼びかけ、広い分野から の参加による研究の向上・発展を目指すものです。

公募するのは、(1) 「プロジェクト型」の共同研究(2) 「共同利用型」の個人による研究、 の2 種類です。プロジェクト型の研究とは、スラブ・ユーラシア地域に関する特定の研究課題実施のための組織(個人・団体)の活動全般を含むものであり、共同利 用型の研究とは、本センターの施設・所蔵資料等を利用して実施する研究活動のみを対象としたものです。いずれも、学外委員が過半数を占める審査委員会によ る審議を通じて決定します。

追加公募採択者一覧


申請者氏名
所属
研究課題名
1
井竿 富雄
山口県立大学国際文化学部国際文化学科准教授
シベリア出兵収拾期の日本の諸政策:保障占領と「救恤」
2
井上 暁子
日本学術振興会特別研究員
ドイツ・ポーランド国境地帯の文学:パヴェウ・ヒュレ『ヴァイゼル・ダヴィデク』
3
グレチュコ ヴァレリー
神戸大学国際文化学部(非常勤講師
文化記号論の基本的カテゴリーとしての<境界・中心・周縁>
4
篠原 琢
東京外国語大学大学院・総合国際学研究院・教授
境界地域における記憶と忘却の複合的・対抗的構造の分析:中央ヨーロッパの第二次世界大戦(プロジェクト型)
5
仙石 学
西南学院大学法学部教授
ポスト社会主義国における選挙データの体系的整理(プロジェクト型)
6
中村 友一
中部大学国際関係学部非常勤講師
麻薬取引と紛争の現状:アフガニスタンと中央アジアを対象に
7
福間 加容
千葉大学文学部非常勤講師
ロシア象徴主義美術からアヴァンギャルドへ―普遍的芸術創造のための美学
8
森下 嘉之
東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻・博士課程
帝政期から戦間期におけるチェコスロヴァキア都市社会の変容過程
9
横田 慎介
鰍艪゚み
太平洋戦争中の日ソ関係:重光外相とマリク駐日大使の視点から

(1) 「プロジェクト型」の共同研究

対象:

スラブ・ユーラシア地域研究の枠内に入るすべての研究。
とくに将来先駆的な研究に発展する可能性をもつもの、あるいは従来の研究アプローチで十分にカバーできなかったものなどが期待される。基本的に人 文・社会にかかわるテーマを対象とするが、人文・社会と融合した理系の研究者による申請を妨げない。

応募資格:

科研費への申請資格を有する研究者。個人か複数かは問わない。なお、大学院後期博士課程在学中の者は、計画の構成員にはなれるが、 申請者にはな れない。

件数:

2件程度の採用を予定。

研究期間:

平成21年7月末より平成22年3月31日まで。

研究費の使途と支給額:

1研究テーマにつき、50万まで。 研究費の使途は、主として国内・海外旅費、会議費とする。

申請書の送付と締めきり:

申請は、当センターのホームページ(http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/)からダウンロードした申請書1(WORD 形式)に よる。
送付先のアドレスは以下の通り。
src@slav.hokudai.ac.jp
申請書提出の締めきりは、平成21 年6月26日(金)とする(必着)。
質問などは、上記アドレスまで(担当:大須賀みか)。

審査の基準:

  • テーマと計画の適合性

  • 期間内に求められる研究成果をあげる可能性

  • 研究の独創性・先駆性

  • 研究内容の学際性と研究計画の国際性
  • 選考結果の通知:

    平成21年7月中旬を予定。

    成果報告など:

    研究期間内にスラブ研究センター関連企画(シンポジウム、セミナーなど)のなかで報告のうえ、一定のまとまった研究成果報告書など を提出すること。また、 研究の成果を学術論文として発表する場合は、論文中に本事業を利用したセンターでの研究活動によるものであることを明記し、別刷り、またはコピー1部をス ラブ研究センター宛に送付すること。

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    (2) 「共同利用型」の個人による研究

    対象:

    「スラブ・ユーラシア地域研究」の枠内に入る研究で、特に、スラブ研究センターの所蔵する資料の活用を計画に含むもの。

    応募資格:

    原則として、科研費への申請資格を有する研究者。但し、一定の研究業績を有すれば、科研費の申請番号をもたない研究者の応募を妨げ ない。

    件数:

    5件程度  (申請状況により採択件数の増減の可能性がある)。

    研究期間:

    平成21年7月末より平成22年3月31日まで。 

    研究費の使途と支給額:

    研究費の費目は、原則として国内旅費のみ。
    用務先は、北海道大学スラブ研究センターに限り、旅費申請は1研究課題につき合計2回を上限とする。旅費として支給されるのは、往復の交通運賃(実費)と 1回の旅行につき1万円の滞在費のみ。 但し、総支給額の限度内であれば、パック料金(宿泊費込みのもの)の利用も可能。

    共同利用に供される施設等:

    本事業を利用してスラブ研究センターに研究滞在する場合、北海道大学所蔵の図書資料を利用することが出来る。また、共同利用のため の研究室や複写機など、センターに付属する設備を、滞在期間中に一定の範囲内で利用することが可能。

    申請書の送付と締めきり:

    申請は、当センターのホームページ(http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/)からダウンロードした申請書2(WORD 形式)に よる。
    送付先のアドレスは以下の通り。
    src@slav.hokudai.ac.jp
    申請書提出の締めきりは、平成21 年6月26日(金)とする(必着)。
    質問などは、上記アドレスまで(担当:大須賀みか)。

    選考結果の通知:

    平成21年7月中旬を予定。

    成果報告など:

    研究の内容・成果などについての短い報告(1,000字程度)を、研究期間終了後、1ヶ月以内に提出すること。この報告は、セン ターのウェブサイトを通じて公開される。また、研究の成果を学術論文として発表する場合は、論文中に本事業を利用したセンターでの研究活動によるものであ ることを明記し、別刷り、またはコピー1部をスラブ研究センター宛に送付すること。

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