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研究員の仕事の前線
第5回スラブ・ユーラシア研究東アジア・コンフェレンス開催さる
松里公孝 (SRC・ICCEES 日本代表)
             去る8月9-10日、第5回スラブ・ユーラシア研究東アジア・コンフェレンスが、大阪経済法科大学で開催された。
            この催しは2008年2月にソウル大学で行われた日中韓のスラブ研究全国組織(日本でいえばJCREES)のサミット決定に基づいて、
            東アジア諸国の持ち回りで開催されているものである。第1回(2009年)は札幌、第2回(2010年)はソウル、第3回(2011年)は北京、第4回(2012年)はコルカタで開催された。
            今回、開催国を一巡し、日本に戻ってきたものである。組織委員会の委員長は大阪経済法科大学の藤本和貴夫学長、事務局長は大阪大学のヨコタ村上孝之、
            そのほか組織委員は天理大学の五十嵐徳子、慶応大学の大串敦、および北海道大学の松里公孝であった。
            本コンフェレンスは、大阪経済法科大学の手厚い援助、京都・高野山などの観光名所を近隣に抱える大阪の地の利、
            また過去4回の東アジア・コンフェレンスに比べれば準備期間が長く、Call for Proposalsが適切な時期(2012年10月)に発表されたことなどから、
            過去最大の参加者に恵まれた。37のパネルが組織され、111名が報告した。出席者の総数は、153名であった。報告者の国別構成(国籍ではなく勤務国)は下記の通り。
            
          - 日本 ――49
 - 中国 ――15
 - 韓国 ――8
 - ロシア ――8
 - イギリス ――5
 - カザフスタン ――5
 - フィンランド ――5
 - アメリカ ――3
 - スエーデン ――3
 
                   
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 コンフェレンスを記念する講演会が初日の夕刻に行われ、沼野充義東京大学教授、望月哲男北海道大学教授(センター)が、それぞれ、「カモメは宇宙に行き、春樹はサハリンに行く:ロシアと日本の間の越境と文化の相互作用」、「比較しがたいものの比較:ユーラシア地域大国比較プロジェクトから我々が学んだもの」という演題で講演した。
            
東アジア・コンフェレンスが過去最大の規模で成功したことは、2年後に幕張で行われるICCEES世界大会に向けての重要なステップとなるであろう。このコンフェレンスのプログラムは、http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/jcrees/text/2013OSAKAProgramLastall.pdfで見ることができる。 なお、2014年のスラブ・ユーラシア研究東アジア・コンフェレンスは、6月にソウルで行われることが決まっている。Call for Proposalsも近いうちにネット上で発表されるはずである。
          東アジア・コンフェレンスが過去最大の規模で成功したことは、2年後に幕張で行われるICCEES世界大会に向けての重要なステップとなるであろう。このコンフェレンスのプログラムは、http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/jcrees/text/2013OSAKAProgramLastall.pdfで見ることができる。 なお、2014年のスラブ・ユーラシア研究東アジア・コンフェレンスは、6月にソウルで行われることが決まっている。Call for Proposalsも近いうちにネット上で発表されるはずである。