スラブ社会文化論専修博士課程の左近幸村さんが、日本学術振興会海外特別研究員（Postdoctoral Fellow for Research Abroad）に採択されることが内定しました。

　派遣期間は2年間、派遣先はロシア科学アカデミー・サンクトペテルブルグ歴史研究所です。左近さんは、2009年5月頃の出発を予定しています。

　学振海外特別研究員にはポスドク・若手教員が採用されることが多く、大学院在学中に採用が内定したのは特筆すべきことでしょう。左近さん自身の弁によれ ば、これまで何度かセミナーや研究会を組織し、それをもとに論文集『近代東北アジアの誕生』（2008年12月刊行予定）の編集を単独で行なったことが評 価されたのではないかとのことです。

　左近さんは、派遣先では主にロシア国立歴史文書館（RGIA）で帝政期のロシア極東統治に関する史料を収集しつつ、現地のロシア史研究者と研究のネット ワークを築きたいとの抱負を語っています。

移転・新 装なったロシア国立歴史文書館閲覧室（麓慎一氏撮影）

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