日 時: |
2009年11月16日(月)16:30-18:00
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場 所: |
北海道大学スラブ研究センター大会議室(403号室)
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講師:
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山崎佳代子(ベオグラード大学)
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コンセプト:
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スヴェドチャンストヴォ(証言)というセルビア・
アヴァンギャルドのリトルマガジン
を中心的なテーマ
に、旧ユーゴスラビア文学のフレーム、その形成、崩壊、再生の兆しを語る。さらにクロアチア、セルビア、日本の前衛運動受容のタイプについて、歴史的な状
況がどのように影響を与えるかを話題にする。
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講師紹介:
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山崎佳代子(ベオグラード大学文学部教授)
1956年生、静岡市出身。1979年、北海道大学文学部(ロシア語ロシア文学専攻)卒業。
1979年ユーゴスラビア国費留学生としてサラエボ大学文学部留学(研究生)、1980年同国留学生としてスロベニア科学芸術アカデミー付属民族音楽研究
所留学(研究生)、民謡のタイポロジー研究(情死のテーマ)。1981年ベオグラード大学文学部修士課程入学。1986年ベオグラード大学文学部にて文学
修士課程修了(『セルビア・クロアチア民謡における情死のモティーヴ、日本文学との比較考察』)。1996年セルビア・ペン翻訳者賞受賞。2003年ベオ
グラード大学にて博士号取得(『1920年代の日本アヴァンギャルド詩の発展、セルビア文学との比較考察』)。1985年ベオグラード大学文学部に日本
語・日本文学専攻課程開講以来、日本語教育、日本文学史演習を担当、2009年より同課程教授。
翻訳家としてセルビア文学の日本語への翻訳に携わるほか、白石かずこ、谷川俊太郎など日本現代詩人の作品を中心にセルビア語に翻訳、紹介につとめてい
る。日本語、およびセルビア語で詩作。
旧ユーゴスラビア解体、内戦、NATO空爆を体験、その間、心理学者ヴェスナ・オグニェノヴッチが立ち上げた難民支援グループ『ズドラボ・ダ・ステ』に
参加、日本との交流を通して大人やこどもと心理ワークシヨップを仲間とともに続けた。これをもとに「詩をめぐるワークシヨップ」を展開、オータナティヴな
教室活動をデザインしている。
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連絡:
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望月哲男(Tel.: 011-706-3801 tetsuo@slav.hokudai.ac.jp )
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