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    北海道スラブ研究会のお知らせ

    2012年10月8日(月)16:00-18:30

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    講演タイトル: 「永久凍土の国、東シベリア、サハ共和国の民族映画制作と伝承文学」
    Национальное кино и литература в Республике Саха
    日時: 2012年10月8日(月)16:00-18:30
    場所: 北海道大学スラブ研究センター4階大会議室(403号室)
    使用言語: ロシア語(日本語要約付き)
    講演者: ステパン・シフツェフ=ドッル
     国営サハ・フィルム(ロシア連邦サハ共和国)社長
     Степан Сивцев-Доллу, генеральный директор ГНК «Сахафильм»

    プラスコヴィア・シフツェワ=マクシーモワ
     北東連邦大学(ロシア連邦サハ共和国)教授
     Прасковья Сивцева-Максимова, профессор Северо-Восточного федерального университета
    講演趣旨: ロシア連邦サハ共和国は東シベリアに位置し、日本の8倍にあたる、 単一行政区としては世界最大の面積をもつ。人口96万人弱で、基幹民族サハ(ヤクート)人は40万人あまり。冬には零下50度、時に零下70度まで下が る、世界で一番寒い地域でもある。テュルク系のサハ人は、酷寒の地で馬や牛の飼育を続け、ロシア文化の影響を受けながらも独自の民族文化を強く維持してき た。
     7月中旬から10月中旬まで、北海道立北方民族博物館(網走)で特別展「永久凍土の大地に生きる 東シベリア、サハの文化」が開かれ、サハ・フィルム作 品の抜粋が映像展示されるのを機に、シフツェフ夫妻が来日されることになった。
     ソヴィエト時代、自治共和国だったヤクーチアには映画産業が存在せず、専ら取材対象としての立場とソ連映画の上映に甘んじてきたが、ソ連崩壊後の 1992年に国営会社サハ・フィルムが設立され、独自の映画制作の基盤が成立した。映画制作は基本的にサハ語で行われ、ロシア語吹き替え版や、他の外国語 字幕版が制作されている。
     シフツェフ=ドッル氏は1950年生まれ、舞台俳優出身で、過去10数年間サハ・フィルムの経営に携わりつつ、民族映画の製作に関して映画学的考察も続 けてきた。いくつかの作品のショートクリップを上映しつつ、現代サハ映画を紹介する。
     シフツェワ=マクシーモワ氏は1950年生まれ、首都ヤクーツクにある総合大学、北東連邦大学(旧国立ヤクート大学)教授で、専攻は口承文芸・民族文 学。サハの文学における、女性育児、子供などの観点から、サハの古典文学について語る。
    協力: 東京シネマ新社

    北海道スラブ研究会総会のお知ら せ

    2012年7月26日(木)16:30-18:00

    以下の通り2012年度の総会と研究会を開催致しますのでご連絡申し上げます。 どなたでも参加いただけます。

    日時: 2012年7月26日(木)16:30-18:00
    場所: 北海道大学スラブ研究センター4階大会議室(403号室)
     1.総会
     2.研究報告:本田晃子(北海道大学スラブ研究センター非常勤研究員)
    忘却の記憶:アレクサンドル・ブロツキーとペーパー・アーキテクチャー運動
     3.ビアパーティ(参加費500円)希望者のみ
    連絡先: 大須賀(内線2385)