シリーズ・ユーラシア地域大国論 3
ユーラシア国際秩序の再編
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目 次
刊行にあたって
序 章 ユーラシア国際関係とは何か(岩下明裕)
1 アリーナとしてのユーラシア
2 ダイナミズムとしてのユーラシア
3 ユーラシア国際関係の形成——冷戦下のソ連・中国・インド
4 ポスト冷戦——地域大国の台頭
第Ⅰ部 冷戦期における胎動
第1章 スターリン外交と中露印三角形(ディヴィッド・ウルフ[(泉川泰博訳)])
1 三国外交の前史
2 駐ソ連初代大使——ネルーの妹ヴィジャヤ・ラクシュミー・パンディット
3 毛沢東のモスクワ訪問とスターリンによるインド再評価
——インドの三角関係への編入
4 1951年2月におけるスターリンとインド共産党指導者との会談
5 スターリンにとってのインド——インドネシアとの対比で
6 印露中三角外交の形成
第2章 ヒマラヤを挟む中国とインド(石井 明)
——平和共存から国境戦争へ
1 英露グレートゲーム下のチベット
2 日中戦争と中印革命指導者の連携——ネルーと蒋介石・毛沢東
3 中華人民共和国成立直後の中印関係
4 ヒマラヤの戦い
5 近現代の中印関係を振り返って
第Ⅱ部 冷戦終結と多極世界
第3章 デフォルトの大国(中居良文)
——中華帝国復興の軌跡
1 デフォルトの大国とは何か
2 デフォルトの登場——「チベット騒乱」からマルタ合意まで
3 デフォルトの展開——湾岸戦争からソ連解体まで
4 デフォルトの軌跡——ポスト帝国のロシアと中華帝国
第4章 冷戦後インドの対大国外交(伊藤 融)
——「戦略的パートナーシップ」関係の比較考察
1 「全方位型戦略的パートナーシップ」外交の展開
2 緊密化する印米関係
3 「関与」と「警戒」の対中関係
4 「時の試練を経た」印露関係
5 3つの「戦略的パートナーシップ」の意義
6 「全方位型戦略的パートナーシップ」外交のゆくえ
第5章 プーチン・ロシアの国家発展戦略(兵頭慎治)
——多極世界下の米中印露関係
1 ロシアの国家発展の現段階
2 プーチンによる大国復活路線
3 多極化外交の推進
4 2020年までのロシアの発展戦略
5 新たな米中印露関係
6 指導するポスト多極化外交
第Ⅲ部 秩序再編下の地域大国
第6章 ユーラシアの核兵器秩序の展望(小川伸一)
1 ユーラシアの核兵器秩序の担い手
2 中国の核戦力整備政策と核抑止観
3 米国の通常戦力強化と中国の核抑止
4 米中相互核抑止の安定化とユーラシアの核兵器秩序
5 北朝鮮・イランとユーラシアの核兵器秩序
6 ユーラシアの核兵器秩序の安定化を目指して
第7章 米国の「ユーラシア戦略」と米中軍事関係(片原栄一)
——覇権国からオフショア・バランサーへ?
1 ユーラシアをめぐる地政学と米国の大戦略
2 米国の安全保障戦略における中国
3 米中軍事関係の意義、法的制約、特質
4 米国の「ユーラシア戦略」の将来と米中関係
5 覇権国からオフショア・バランサーへ?
終 章 ユーラシア国際関係解題(岩下明裕)
1 冷戦史研究が中国から看過したもの
2 ソ連の現実主義——国境か同盟か
3 米中露印の相互パーセプション——中国のケース
4 米中露印の相互パーセプション——米国のケース
5 ユーラシア地域大国の対外行動——共通と分岐
6 同盟と国境、本書の示唆する射程
補 論 ユーラシアの新しい「三角形」を求めて(岩下明裕/田畑伸一郎)
1 「三角形」が流行する理由
2 「三角形」の構造と制約
3 日中・ユーラシア対話
4 日印・ユーラシア対話
5 様々な「三角形」の展望
関係年表/人名索引/事項索引
序 章 ユーラシア国際関係とは何か(岩下明裕)
1 アリーナとしてのユーラシア
2 ダイナミズムとしてのユーラシア
3 ユーラシア国際関係の形成——冷戦下のソ連・中国・インド
4 ポスト冷戦——地域大国の台頭
第Ⅰ部 冷戦期における胎動
第1章 スターリン外交と中露印三角形(ディヴィッド・ウルフ[(泉川泰博訳)])
1 三国外交の前史
2 駐ソ連初代大使——ネルーの妹ヴィジャヤ・ラクシュミー・パンディット
3 毛沢東のモスクワ訪問とスターリンによるインド再評価
——インドの三角関係への編入
4 1951年2月におけるスターリンとインド共産党指導者との会談
5 スターリンにとってのインド——インドネシアとの対比で
6 印露中三角外交の形成
第2章 ヒマラヤを挟む中国とインド(石井 明)
——平和共存から国境戦争へ
1 英露グレートゲーム下のチベット
2 日中戦争と中印革命指導者の連携——ネルーと蒋介石・毛沢東
3 中華人民共和国成立直後の中印関係
4 ヒマラヤの戦い
5 近現代の中印関係を振り返って
第Ⅱ部 冷戦終結と多極世界
第3章 デフォルトの大国(中居良文)
——中華帝国復興の軌跡
1 デフォルトの大国とは何か
2 デフォルトの登場——「チベット騒乱」からマルタ合意まで
3 デフォルトの展開——湾岸戦争からソ連解体まで
4 デフォルトの軌跡——ポスト帝国のロシアと中華帝国
第4章 冷戦後インドの対大国外交(伊藤 融)
——「戦略的パートナーシップ」関係の比較考察
1 「全方位型戦略的パートナーシップ」外交の展開
2 緊密化する印米関係
3 「関与」と「警戒」の対中関係
4 「時の試練を経た」印露関係
5 3つの「戦略的パートナーシップ」の意義
6 「全方位型戦略的パートナーシップ」外交のゆくえ
第5章 プーチン・ロシアの国家発展戦略(兵頭慎治)
——多極世界下の米中印露関係
1 ロシアの国家発展の現段階
2 プーチンによる大国復活路線
3 多極化外交の推進
4 2020年までのロシアの発展戦略
5 新たな米中印露関係
6 指導するポスト多極化外交
第Ⅲ部 秩序再編下の地域大国
第6章 ユーラシアの核兵器秩序の展望(小川伸一)
1 ユーラシアの核兵器秩序の担い手
2 中国の核戦力整備政策と核抑止観
3 米国の通常戦力強化と中国の核抑止
4 米中相互核抑止の安定化とユーラシアの核兵器秩序
5 北朝鮮・イランとユーラシアの核兵器秩序
6 ユーラシアの核兵器秩序の安定化を目指して
第7章 米国の「ユーラシア戦略」と米中軍事関係(片原栄一)
——覇権国からオフショア・バランサーへ?
1 ユーラシアをめぐる地政学と米国の大戦略
2 米国の安全保障戦略における中国
3 米中軍事関係の意義、法的制約、特質
4 米国の「ユーラシア戦略」の将来と米中関係
5 覇権国からオフショア・バランサーへ?
終 章 ユーラシア国際関係解題(岩下明裕)
1 冷戦史研究が中国から看過したもの
2 ソ連の現実主義——国境か同盟か
3 米中露印の相互パーセプション——中国のケース
4 米中露印の相互パーセプション——米国のケース
5 ユーラシア地域大国の対外行動——共通と分岐
6 同盟と国境、本書の示唆する射程
補 論 ユーラシアの新しい「三角形」を求めて(岩下明裕/田畑伸一郎)
1 「三角形」が流行する理由
2 「三角形」の構造と制約
3 日中・ユーラシア対話
4 日印・ユーラシア対話
5 様々な「三角形」の展望
関係年表/人名索引/事項索引