センターでは1986年以降、札幌市教育委員会との共催で、
札幌地域の社会人を対象にした公開講座を毎年1回、初夏に開催しています。
今年度は以下により実施致します。
平成29年度 公開講座 「境界地域から北東アジア国際関係を考える 」
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期間 2017(平成29)年5月8日~5月29日
(毎週 月曜日・金曜日 午後6時00分~午後8時00分)
主催 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター
後援 札幌市教育委員会 地域研究コンソーシアム
※ 道民カレッジの連携講座(https://manabi.pref.hokkaido.jp/college/ )です。
5回以上の出席で教養コース14単位取得できます。
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「北東アジア」。冷戦崩壊直後、1990年代には「共通の家」「共生の家」などの言葉で彩られ、希望に満ちて語られた地域。あれから30年。北朝鮮の核開発を止めるべく作られた「六者協議」は機能せず、地域機構すら存在しない。いまや世界的な「空白地帯」として名前すら忘れられた地域と言っても過言ではなかろう。その一方で、地域そのものは近年、まとまりのないままに激しく揺れ動いている。習近平の下、強硬化し強大化する中国、硬軟とりまぜ勢力拡大の機会をうかがうプーチンのロシア、トランプ政権下の米国の暴走、朴槿恵罷免により混迷する韓国、テロと独裁を強化する金正恩の北朝鮮、そして高支持率を保ちながらも先行き不透明な安倍政権下の日本。そのすべてにおいて未来が見えず、地域の可能性も見通せない。本公開講座では、未曽有の危機に瀕している地域のかかる現状を読み解き、その国際関係を「境界」をキーワードに、足元から再構築してみよう。
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第1回 |
5月 8日(月) |
ボーダースタディーズから 考える北東アジア |
北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター
教 授 岩 下 明 裕
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第2回 |
5月12日(金) |
中国の「一帯一路」構想と 北東アジア |
九州大学大学院 比較社会文化研究院
准教授 益 尾 知佐子
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第3回 |
5月15日(月) |
境界地域 (+「近隣⇔中心⇔周辺」) から北朝鮮をめぐる国際関係について考える |
島根県立大学総合政策学部
教 授 福 原 裕 二
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第4回 |
5月19日(金) |
海を越え響き渡るアリランの唄:越境する人々たちの物語 |
北海道大学大学院 公共政策学連携研究部
講 師 池 直 美 |
第5回 |
5月22日(月) |
軍事・安全保障から見た 日露関係と北方領土問題 |
公益財団法人未来工学研究所
客員研究員 小 泉 悠
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第6回 |
5月26日(金) |
「川の向こう岸」と「海外」: ボーダーとしての宗谷海峡 |
山形大学人文社会科学部
准教授 天 野 尚 樹
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第7回 |
5月29日(月) |
北東アジアにおける北海道: 危機と機会 |
北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター
教 授 岩 下 明 裕
公益社団法人北海道国際交流・ 協力総合センター
上席研究員 高 田 喜 博
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※ 都合により、日程等の一部を変更することがあります。
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北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 1階 W103室 (札幌市北区北10条西7丁目) ※会場が昨年と異なります。 * 案内地図 |
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満18歳以上の方であればどなたでも受講できます。 |
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80 名 |
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1) 申込期間: 4月3日(月)~4月28日(金) [土・日・祝日を除く 17時まで]
2) 申込先:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター2階事務室 * 案内地図
〒060-0809 札幌市北区北9条西7丁目
Tel 011-706-2388
3) 別紙の受講申込書 (コピー可、ホームページよりダウンロードも可能) に必要事項を明記の上、
指定の振込用紙にて受講料をお振り込み後、受付証明書(E票)を貼り付け、
4月28日(金)までに上記申込先宛にご郵送、又はご持参下さい。
(※振込用紙の入手にあたっては、お申し込み先までご連絡ください。)
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7.受講者証 |
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受講者証は、当日受付にてお受け取り下さい。 |
8.受 講 料 |
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1) 金額 4,500円(全7回分)
- 1回のみ受講 : 1,500円
- 2回まで受講 : 3,000円
- 3回以上受講 : 4,500円
- ※特定の講義のみの受講も可能
2) 納付方法
4月28日(金)までに規定の振込用紙をご利用の上、銀行又は郵便局よりお振込み願います。
なお、納入した受講料はお返しできませんので、ご了承願います。
※当日、会場での現金納付は、受け付けておりません。
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9.そ の 他 |
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1)駐車場がありませんので、公共の交通機関をご利用願います。
2)都合により、日程などの一部は変更になる場合があります
3)本講座で得られた個人情報については、本学の行事等の案内以外には利用しません。
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