公開講座
平成30年度 公開講座 受付終了しました。
センターでは1986年以降、札幌市教育委員会との共催で、
札幌地域の社会人を対象にした公開講座を毎年1回、初夏に開催しています。
今年度は以下により実施致します。
平成30年度 公開講座 「ロシアと北極のフロンティア:開発の可能性と課題 」 |
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地球温暖化の影響を受けるなかで急速に経済開発が進むロシアの北極圏について,政治・経済・社会・文化に関わる問題を多面的に考察する。経済開発の恩恵と,それらが住民の生活環境や自然環境に及ぼす影響を論じる。各講師が北極圏でのフィールドワークの成果を紹介する。
期間 2018年5月7日(月)~5月28日(月)
主催 北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター 後援 札幌市教育委員会、地域研究コンソーシアム、 北極域研究推進プロジェクト(ArCS)テーマ7「北極の人間と社会」、 1回の出席で教養コース2単位取得できます。(全14単位) |
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気候変動、地球温暖化の影響を受けるなかで、北極域では急速な経済開発が進められようとしています。北極海の海氷面積が小さくなることにより、船舶の航行がスムーズになり、北極圏における資源開発も活発化しています。ロシアは北極域全体の陸地や経済活動の6割以上を占めていますが、北極域の開発は、ロシア経済の発展にとっても大きな意義を有するようになっています。2017年12月にロシアのヤマル半島で液化天然ガス(LNG)の生産が始められ、今夏にそれが北極海航路を通って東アジア諸国に輸出されるようになることは、北極域の経済開発が新たな段階に入ったことを示すものです。
本講座では、このような北極域の開発がロシアのみならず、世界や日本にとってどのような意味を持つのかについて考えてみます。北極域や地球全体の自然環境に対してどのような影響があるのか、そこに住む先住民をはじめとする住民の生活や文化にどのような影響を及ぼしているのか、国際社会や各国の政府はその開発をしっかりコントロールできるのだろうか、こうした疑問に対して答えていきたいと思います。各講師は、北極圏の各地域でフィールドワークを行ってきた日本を代表する研究者の方々です。十分に満足していただける講義となることを確信しております。
田畑伸一郎(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授) |
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※ 都合により、日程等の一部を変更することがあります。
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