Eurasia Unit for Border Research (Japan)

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2018年2月22日

【開催レポート】NIHU/UBRJセミナー「日露バレエ交流史―越境者たちがつないだ白鳥の夢」

NIHU/UBRJセミナー「日露バレエ交流史―越境者たち がつないだ白鳥の夢」  2018年2月15日(木)18:30より、NIHU/UBRJセミナーに早稲田大学非常勤講師の川島京子先生をメイン・スピーカーとしてお迎えして、日本のバレエ史事始めについてお話しいただきました。

 

 「白系ロシア人エリアナ・パヴロバと日本初のバレエスクール」と題された川島先生のお話では、まずエリアナ・パヴロバ(1897–1941)が来日する前に日本を訪れた職業舞踊家たちについての概観がなされました。20世紀初頭にやってきた彼らは、日本に定住することなく、バレエ教育の普及には直接的な影響を及ぼさずに去っていきました。それが、いまや日本は「バレエ大国」と言われるほどにバレエを踊る人々の裾野が広がりました。そのおおもとにあったのが、エリアナ・パヴロバという白系ロシア人女性の活躍です。1920年代に来日した彼女は、周囲の日本の文化人からのアドバイスも受けながら、日本の芸道の教育システムを採用して、日本におけるバレエの普及に成功します。本人は、慰問先の南京で病を得て1941年に亡くなってしまいますが、遺されたものは大きく、大多数の日本のバレエ団体の師弟関係をたどっていくと、エリアナに行きつくことになるそうです。  

 

 じつはロシア本国でエリアナはバレエ学校に通ったことはなく、その意味では「プロフェッショナルなダンサー」とは言えなかったのかもしれませんが、本人の才覚と魅力により、日本人たちがバレエに目覚めていったことは確かな事実です。このユニークな人物について、川島先生が日本・ロシア・中国・ウクライナで行った綿密な調査に基づいたお話が、内容に富んで興味深いうえに、お話しぶりも素晴らしく、セミナー後は、ご参加の皆様から多くの質問やご感想をいただきました。  

 

 なお、川島先生のレクチャーののち、本センター学術研究員の斎藤も「オリガ・サファイアの業績再評価:著作を中心に」と題して少しお話させていただきました。オリガ・サファイア(1907–1981)は1936年に来日し、主に日本劇場でバレエを伝えました。オリガが著者となっている三冊の本に感じられるのは、レニングラードの国立舞踊学校を卒業したというプロフェッショナルとしての強い矜持です。本来のバレエ教育の本質がエリート教育にあることを身をもって知っていたので、あえて弟子を多くとることはしませんでした。しかしながら、著作は全国に熱烈な読者を持ち、「本物のバレエ」について伝える大きな役割を果たしました。  

 

 二人のバレエに対する考え方は対照的でしたが、両者とも日本のバレエ発展にとってなくてはならない存在でした。バレエ史という珍しいテーマでありながら、たくさんの方にお越しいただき、高い関心を寄せていただきましたことにこの場を借りて御礼申し上げます。

(文責:斎藤慶子)

 

 

 

2018年1月29日

【主催】Hokkaido サマー・インスティチュート2018「ボーダースタディーズ・サマースクール」のお知らせ

Hokkaido サマーインスティチュート2018「ボーダースタディーズ・サマースクール」開催のお知らせです。奮ってご参加ください。

 

開催日程:2018年7月2~5日

 

参加者募集期間:2018年2月1~28日 詳細はこちらをご覧ください。

(斎藤) 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年1月18日

【関連セミナー】「北極域をめぐる国際関係・安全保障環境の変化」開催のお知らせ

「北極域をめぐる国際関係・安全保障環境の変化~今、北極で起きていること」

 

日時:201827日(水) 13:30~17:00

場所:北海道大学学術交流会館第一会議室 (北海道札幌市北区北8西5

 

13301550

 主催者開会挨拶

  齊藤誠一

 

 趣旨説明・コーディネーター

  高田喜博

 

 報 告

  小泉悠

  「北極域におけるロシアの安全保障戦略と軍事力増強」

  齊藤孝祐

  「北極域における米国の安全保障戦略とグリーンランド:米国はグリーンランドに何を期待したのか」

  高橋美野梨

  「グリーンランドと米国:グリーンランドは米軍基地とどう向き合ってきたのか」

  川名普史

  「北極域の安全保障環境を理解するために:沖縄を参照しながら」

16001650

 ディスカッションと質疑応答

16501700

 クロージング(まとめ)

 

詳細はこちらをご覧ください。

 

2018.01.17

NIHU/UBRJセミナー 「日露バレエ交流史―越境者たちがつないだ白鳥の夢」

NIHU/UBRJセミナー「日露バレエ交流史―越境者たち がつないだ白鳥の夢」 日時:2018215日(木) 18302000

場所:北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター大会議室(4403号室)

 

報告者および報告タイトル:

 川島京子(早稲田大学講師、早稲田大学演劇博物館研究員)

 「白系ロシア人エリアナ・パヴロバと日本初のバレエスクール」

 報告時間:50

 

 斎藤慶子(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター学術研究員)

 「オリガ・サファイアの業績再評価:著作を中心に」

 報告時間:20

 

論題の都合により、ゲスト講師の報告が先になります。

 

事前のご連絡は不要です。お気軽にご参加ください。

問い合わせ先:斎藤慶子(saitokslav.hokudai.ac.jp)*を@に置き換えてください。

 

 

 

2017.12.27

【開催レポート】中央大学でボーダーズ!12月22日@中央大学

 

去る1222日(金)に、中央大学社会科学研究所の研究チーム「国際関係における理論と実際」(主査 星野智法学部教授)において、岩下明裕境界研究ユニット代表が「『領土という病』を克服するために―ボーダースタディーズの視座」と題した講演を行いました。岩下代表は、ボーダースタディーズにおける「透過性」、「構築」、「タイムライン」3つの分析枠組みを用いて、世界の国境問題を比較相関する視点を提示されました。最近訪問されたメキシコ・グアテマラ国境の事例などを取り上げながら、国境管理の最新事例などにも触れられていました。境界・国境の内側と外側を二項対立的に把握する傾向から脱却する視座を提示しながら、中央ばかりではなく周辺部の眼差しから境界・国境問題を理解していくことが、ボーダースタディーズの重要な役割であると説かれていました。中央大学ばかりではなく、他大学からのボーダースタディーズや領土紛争に関心のある研究者、中央大学でボーダースタディーズを学んでいる学生も含め、40名近い参加がありました。ゼミ論文を執筆中の学生たちが、岩下代表の著作『入門 国境学』などに依拠しながら、積極的に質問している姿が印象的でした。来年度のボーダースタディーズ東京部会における企画構想にもつながる研究会となり、大変有意義な2時間となりました。

 

(文責:川久保文紀)

 

 

 

2017.12.20

【開催レポート】共催国際シンポジウム12月16日@九州大学西新プラザ“Between Asias: inter-regional spaces”

 

 2013年に習金平が中国の「一帯一路」(OBOR)構想を打ち出してから、この不可解なフレーズをどう解釈すべきかという熱い議論が繰り広げられている。当シンポジウムのオーガナイザーであるエドワード・ボイル(九州大学)は、OBORがじつのところ、以前から存在している一連のイニシアティブのパッケージ替えに過ぎないという事を強調している。現在、学者やジャーナリスト、政策担当者たちは、まるでそれが唯一の話題であるかのようにOBORについて討議を交わしている。国際シンポジウム“Between Asias: inter-regional spaces”のひとつの目的は、地域に対する新しい視点の数々をこの場で確認することにあった。特にボイルは、「connectivity between spaces地域間の連結性」を考察し、「countries experience of being within that spaceその地域における各国の経験」を精査することを参加者に求めた。


第1セッションは「Connectivity at the Sino-Indian Interface中印の境界面の連結性」に焦点が絞られた。最初の登壇者のサラ・シュナイダーマン(ブリティッシュ・コロンビア大学)は、2015年に甚大な被害を及ぼしたネパールの2回の地震と、その後の国際的規模の援助活動(中国が存在感を示した)について文化人類学的なアプローチを行った。宮本万里(慶応大学)は、ドクラムにて展開された中印の領土問題において、ブータン政府がとった対応について報告した。コメンテーターの伊豆山真理(防衛研究所)は、これからの国際社会の中で中印の関係性がますます重要度を高めていくだろうと指摘した。


第2セッションのテーマである「Security at the Sino-Indian Interface中印の境界面の安全保障」は、伊豆山の主張を引き継ぐものとなった。プラシャント・クマル・シン(インド防衛研究分析所)は、OBORと中国によるパキスタンの支援を挙げ、対抗策として、今こそインド、アメリカ、日本、オーストラリアが安全保障を目的とした協力関係を結ぶことを提案した。山根聡(大阪大学)は前者に続いて中国とパキスタンの関係強化に言及しつつ、カシミールを巡る係争が、関係国の経済的利益をもたらしうるという楽観的側面について指摘した。


第3セッションは「Reconceptualising Spaces “in-between”「in-between」地域の再概念化」と題して、「in-between」をキーワードとして様々な事例が報告された。浜由樹子(津田塾大学)は、ロシアの国際的な位置づけに関する「ユーラシアニズム」概念の変遷について報告した。ウムト・コルクト(グラスゴー・カレドニアン大学)は、トルコ政府が、移民問題やトルコ・アフリカ関係などの外交問題の様々な場面において、自国が「東」と「西」の間にかかる「橋」であるという、あいまいな「in-between」のレトリックを活用して対処しているという分析を行った。マーク・チューリン(ブリティッシュ・コロンビア大学、イェール大学)は、チベット・ビルマ語派を例に、言語学的な分析を行った。


シンポジウムは、岩下明裕(九州大学、北海道大学)が司会を務め、ディビッド・ウルフ(北海道大学)、三村光弘(環日本海経済研究所)、エド・プルフォード(日本学術振興会外国人特別研究員)をディスカッサントに迎えてのラウンドテーブル「Reconceptualising Interstitial Spaces and China中間地域と中国の再概念化」で締めくくられた。聴衆からの質問も絶えず、積極的な議論が交わされた。


1日のシンポジウムを通して、これから検討されるべき様々な問題点が浮かび上がった。地域間交流に対する新しい視点を共有するというシンポジウムの目的は達成されたものと思われる。

原文はこちら(原文:ブル・ジョナサン 抄訳:斎藤慶子)

 

 

2017.11.28

岩下明裕編著『ボーダーツーリズム ― 観光で地域をつくる』刊行のお知らせ

 

 

 岩下明裕編著『ボーダーツーリズム ― 観光で地域をつくる』が北海道大学出版会から刊行されます。

国境観光、あるいはボーダーツーリズム。国境地域の知られざる魅力に触れ、彼我の歴史を学び、国際関係の明日を地域から考える。日本で初めての試みに、研究者や、地方公共団体、旅行会社が一丸となって取り組んできた、約4年間の集大成。参加者からの声も収録した本書は、ボーダーツーリズムという新しい試みの様々な視座を提供します。

ご予約は北海道大学出版会にて承っております。

 

目次

はしがき

ボーダーツーリズム企画一覧

序 章  誕生秘話……………………………………………岩下明裕
 【コラム】端っこ? とんでもない(刀祢館正明)
ボーダー体験から見えるもの(木村崇)

第一章  福岡・対馬と釜山をつなぐ………………………花松泰倫
 【コラム】「国境の島」で暮らす(財部能成)
ウィンウィンの関係を目指して(武末祥人)
済州島と五島を結ぶ(久保実)

第二章  サハリン・稚内からオホーツクを結ぶ…………高田喜博
    【コラム】稚内におけるボーダーツーリズム(斉藤譲一)
「国境のまち」で暮らす(三谷将)
15年前からボーダーツーリズム(米田正博)

第三章  沖縄・八重山と台湾への挑戦……………………島田 龍
   【コラム】与那国・花蓮チャーター便の想い出(加峯隆義)
石垣島に来る時はパスポートを(小笹俊太郎)

第四章  小笠原断章――国境を想像する
   【コラム】標準語になった小笠原方言(延島冬生)

第五章  ボーダーツーリズムが問いかけるもの…………古川浩司
   【コラム】北方領土での共同経済活動とボーダーツーリズム (本間浩昭)
根室市と北方領土の新たな交流を考える(松崎誉)
「国境に行く」をデザインしよう(田中輝美)

座談会――旅づくりの舞台裏
   【コラム】ボーダー・国境という観光素材(伊豆芳人)
ツアー添乗と今後の展望について(川上朋来)

あとがき――日本でボーダーツーリズムがいかに生まれたか

北海道大学出版会

http://hup.gr.jp/modules/zox/index.php?main_page=product_book_info&products_id=952

 

2017.11.20

【開催レポート】境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN)対馬セミナー開催される

 

 20171111日(土)、対馬市交流センターにて、境界地域研究ネットワークJAPANJIBSN)対馬セミナーが開催された。セミナーの前にはJIBSNの年次全体集会も開催され、JIBSNの活動報告と今後の活動方針・計画について審議された。

 セミナーは「変貌するボーダー/境界地域:観光と人口問題を考える」と題し、2つのセッションで、UBRJ並びにJIBSNがここ数年重点的に取り組んでいるボーダーツーリズム(国境観光)と、過疎化が進行する国境地域の人口問題について議論された。また、本セミナーは、UBRJJIBSNや九州大学アジア・太平洋未来研究センター(CAFS)、NPO法人国境地域研究センター(JCBS)が協力し、ビッグホリデーが企画をした「対馬釜山・国境観光ツアー5日間」のプログラムにも組み込まれた。ツアー参加者含めJIBSN関係者60名、対馬市民など一般参加者が29名と、当初予定していた会場スペースを拡大せねばならないほどの盛況ぶりだった。(以下、登壇者の敬称は省略する。)

 セミナー開会にあたり、野口市太郎(JIBSN代表幹事、五島市長)、小野徹(礼文町長)、水野正幸(JR九州高速船株式会社代表取締役社長)、伊豆芳人(ボーダーツーリズム推進協議会・会長)が挨拶をし、鈴木貴子(衆議院議員)からの祝電が読み上げられた。

 セッション1は「進化するボーダーツーリズム」と題し、ローカルジャーナリストの田中輝美による司会の下、礼文町(今野直樹・産業課)、稚内市(渡辺公仁人・建設産業部サハリン対策監)、五島市(樋口貴彦・総務企画部政策企画課)、竹富町(大浜知司・政策調整監)、対馬市(内山歩・まちづくり推進部政策推進課)の各自治体の代表が、観光振興策の現在と将来像について紹介した。各報告は必ずしもボーダーツーリズムと結びついているわけではないが、日本人向けの、日帰りや素通りではない滞在型の観光商品をいかにして生み出してゆくのかが今後の共通の課題であるということが分かった。その後、本年発足したボーダーツーリズム推進協議会を代表して、かつて沖縄や北海道でのツーリズムのムーブメントを仕掛けて成功に導いた旅行企画のプロ中のプロである伊豆芳人が、協議会の今後、ボーダーツーリズムの今後について報告した。ゲートウェイとしての国境という素材からどうストーリー作りをし、コンテンツを充実させ、商品化させるか。もう日本の隅々まで外国人観光客が知り尽くしている状況で、インバウンドよりも、どう日本人の心に響くコンテンツに結びつけられるのか、JIBSNの参加団体が拡大していく中で、さらに議論や協働が必要であるとの印象をもった。国境観光の取り組みから始まって4年、ボーダーツーリズムの一般化・大衆化という点ではまだスタートラインである。同時に、同じ課題を抱えている自治体、学術的関心をもっている研究者が一堂に会して考えることに間違いなく意味があると感じた。セッション内では、今般採択された有人国境離島振興特別措置法を観光振興にも使えるようにできないか、また、根室市や稚内市などこの法律での補助から漏れる自治体の対策など課題も浮き彫りにされた。個人的には対馬への韓国からの観光客が年間30万人を超えているのに、サハリンからの稚内への入境者数は600人台だということに驚いた。
 セッション2は「境界地域の人口問題を考える」。花松泰倫(九州大学)の司会で進行し、根室市(織田敏史・北方領土対策参事)、標津町(山口将吾・副町長)、与那国町(小嶺長典・総務財政課)の自治体の方が登壇。小笠原村と隠岐の島町の実態については古川浩司(中京大学)が報告を代読した。全体として、各自治体とも日本全体の人口が減少してゆく中で、ある程度の人口減少は避けられなくなっているが、どこで食い止めることを目標とするのか、そのためにどのような対策を行っているのかが報告の中心であった。小笠原村は若者を中心とする外部者の移住によって人口が微増している、逆に与那国町は島内に高校がないため若者は15歳で一旦島を離れてしまい、彼らにどのように島に戻ってきてもらうかが課題など、国境自治体ごとの人口問題の特徴があることも分かった。対馬の旧上県町志多留集落に住みこんで体験型ツーリズムに取り組んでいる川口幹子(一般社団法人MIT・代表)の報告は、リアルな対馬の生活の実態や、「よそ者」の若者が限界集落問題に関与する可能性のようなものが垣間見えて興味深かった。花松による、そもそも人口減少は当たり前、子育て・就労支援は当たり前の地方の市町村において、町がなくなるということも想定して行政の今後を考えているのかという挑発的な質問、人口問題における国境地域の特殊性やその解決に向けた突破口における優位性、移住する上での特有の「魅力」のようなものはあるのかという質問は、登壇者・参加者のブレインストーミングを喚起するものだった。国境地域だからこそ、日本全国で進行する(あるいは悪化してゆく)問題・課題に対して特徴ある答えや対策を見出す、そのために頭をひねってゆく必要性を感じた。JIBSNはそのための場でもある。
全体討論では、岩下明裕(UBRJユニット代表、北海道大学/九州大学)のモデレートの下で多くの意見・コメントが聴取された。一般の対馬市民の方から、韓国人観光客が大挙してやって来る中での、対馬の生活や社会の変化について生の感覚を語る発言があり、これもとても学びがあった。JIBSNとしてのセミナーは年に1度だけだが、日本の国境地域の実態と年々の変化について把握し、それを相対化する上で極めて重要な場である。実務家だけでなく研究者が参加する意義も非常に大きい。来年は五島市での開催である。五島・済州チャーター便を利用したボーダーツーズムの実施も計画中とのことである。今後のJIBSNの活動、ボーダーツーリズム推進協議会の活動とその発展に期待したいと思う。

 

文責:地田徹朗(名古屋外国語大学)

 

 

 

2017.11.02

【開催レポート】北大拠点・東北大拠点共催国際シンポジウム

 

 

2017年10月29日、東北大学川内キャンパスにて行われました北大拠点・東北大拠点共催国際シンポジウム”Migration, refugees and the environment  from security perspectives”の速報レポートを掲載しております。こちらをご覧ください。

 

http://src-h.slav.hokudai.ac.jp/ubrj/eng/whats-new/archives/201711/1029.html

 

2017.10.12

ワークショップ「アジアに向くロシア:予想と現実の狭間」(ポーランド東方研究所)開催

 

2017年10月3日、スラブ・ユーラシア研究センターに客員研究員として滞在されていたヤロフワフ・ヤンチャク教授の組織により、ポズナンのアダム・ミツキェヴィチ大学でボーダースタディーズの特別講義が行われました。本ユニット代表の岩下がTransformed Border in the Borderless World: The Case of Asiaというタイトルで行った講義には、アジアに関心をもつ大学院生、教員ら50名が参加し、盛況でした。「人間はボーダーなしでは生きられない。ボーダーの無い社会を夢想するのではなく、ボーダーとどのように向き合い、これをマネージするかが大事だ」とのメッセージに対し、カタロニアからの留学生がその将来を問いかける反応を示すなど、議論も刺激的でした。欧州の抱える諸問題を考えるうえでも、アジアのボーダーと比較する機運が高まりつつあります。同大学との今後の共同研究も期待されています。 

(岩下明裕) 

 

2017.10.12

ワークショップ「アジアに向くロシア:予想と現実の狭間」(ポーランド東方研究所)開催

 

2017年10月3日、スラブ・ユーラシア研究センターに客員研究員として滞在されていたヤロフワフ・ヤンチャク教授の組織により、ポズナンのアダム・ミツキェヴィチ大学でボーダースタディーズの特別講義が行われました。本ユニット代表の岩下がTransformed Border in the Borderless World: The Case of Asiaというタイトルで行った講義には、アジアに関心をもつ大学院生、教員ら50名が参加し、盛況でした。「人間はボーダーなしでは生きられない。ボーダーの無い社会を夢想するのではなく、ボーダーとどのように向き合い、これをマネージするかが大事だ」とのメッセージに対し、カタロニアからの留学生がその将来を問いかける反応を示すなど、議論も刺激的でした。欧州の抱える諸問題を考えるうえでも、アジアのボーダーと比較する機運が高まりつつあります。同大学との今後の共同研究も期待されています。 

(岩下明裕) 

 

2017.10.12

ポーランド アダム・ミツキェヴィチ大学でボーダースタディーズ特別講義

 

2017年10月3日、スラブ・ユーラシア研究センターに客員研究員として滞在されていたヤロフワフ・ヤンチャク教授の組織により、ポズナンのアダム・ミツキェヴィチ大学でボーダースタディーズの特別講義が行われました。本ユニット代表の岩下がTransformed Border in the Borderless World: The Case of Asiaというタイトルで行った講義には、アジアに関心をもつ大学院生、教員ら50名が参加し、盛況でした。「人間はボーダーなしでは生きられない。ボーダーの無い社会を夢想するのではなく、ボーダーとどのように向き合い、これをマネージするかが大事だ」とのメッセージに対し、カタロニアからの留学生がその将来を問いかける反応を示すなど、議論も刺激的でした。欧州の抱える諸問題を考えるうえでも、アジアのボーダーと比較する機運が高まりつつあります。同大学との今後の共同研究も期待されています。 

(岩下明裕) 

 

2017.10.12

King’s College Londonで行われた北大拠点メンバーの講義がfacebookで公開中です!

 

2017年10月9日にKing’s College LondonでDr Natasha Kuhrt主催によるセミナー“A New Eurasian Geopolitics? Views from Japan” が開催され、拠点メンバーの岩下明裕と益尾知佐子が報告を行いました。このセミナーの内容は、こちらからご覧になれます。

 

2017.10.10

【関連イベント】北大拠点・東北大拠点共催国際シンポジウム開催のお知らせ/10月29日(日)@東北大学川内キャンパス

 

詳細はこちらでご覧ください。

 

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