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What's New Archives
2015.10.21
JSPS実社会対応プログラム「A」評価!「国境観光 これまでのあゆみ」ページをアップ
2013年10月にスタートしました日本学術振興会(JSPS)実社会対応プログラム「国境観光:地域を創るボーダースタディーズ」の「研究評価結果」が公表され、「A」評価(「事業の目的に照らして、十分な成果があった」)を受けました。多くのプロジェクトは評価の中で問題点が指摘される中で、本プロジェクトについては満点に近い評価コメントが寄せられております。本プロジェクトは2016年3月末で終了となりますが、UBRJは引き続き九州大学、中京大学や地域シンクタンク、国境自治体との連携の下で、国境観光振興を継続してまいります。この度、「国境観光 これまでのあゆみ」という特設ページを設けましたので、ぜひご覧ください。
恒例となっております、Association for Borderlands Studies (ABS)の2016年リノ大会のCall for Papersが発出されています。リノ大会は、次期ABS会長Patricia Barraza氏のコーディネートにより"Borders in the XXI century: Border institutions and governance"とのタイトルで実施されます。Best Paper Awardの公募も出ておりますので、こちらもご参照ください。また、例年どおりWestern Social Science Assosiation (WSSA)年次大会の枠内でABS年次大会も組織されますので、参加にはABSの年会費とWSSA年次大会への登録費用が必要となります。アブストラクトの締切は2015年12月15日です。岩下明裕UBRJユニットリーダーのABS会長としての最後の行事になります。振るってご参加ください。
2015.10.01
国際地理学連合(IGU)モスクワ大会参加記
国際地理学連合(IGU)モスクワ大会参加記
今年の国際地理学大会(IGU)は、8月17日から21日までロシア・モスクワのモスクワ国立大学にて開催された。モスクワでの開催は、現在の会長であるロシアの科学アカデミーのウラジミール・コロソフ会長の意向を反映している。今年の政治地理学部会は、エレーナ・デルアグネス先生が築いた基盤をバージニア・ママドー氏や大阪市立大学の山崎氏などの尽力によりさらに拡大しその存在感を露わにした。
CPG主催のパネル「ユーラシアの境界化:政治、権力、政治地理学」は、スラブ・ユーラシア研究センターの岩下先生及びマンチェスター大学のポール・リチャードソン氏によって組織された。各国のVIPが参加した今年のIGUは、セキュリティも厳しかったためパネルのスタートがやや遅れたのだが、その後無事始まり、岩下氏の司会の下、最初の報告者であり今年のIGUのトラベルグラント受賞者でもあるディピカ・サラスワット氏からロシアとイランの政治地理学的な利害の収斂に関する報告があった。その後、東フィンランド大学のジェイムズ・スコット氏によるEUの近隣認識とユッシー・ライネ氏によるフィンランド・ロシア関係の報告があり、EUに注目した報告がなされた。本セッションで興味深かったのは、地域化されたある特定の現象や出来事が、実はより大きな政治地理学的ナラティブと繋がっているそのプロセスに注目した点である。
二つ目のセッションでは、より小規模の政治的プロセスに注目をした報告がされた。アンナ・カッサリア氏とフレドリック・ドュラン氏は、下から協力に注目し、また、フェドル・ポポーブ氏は、併合された空間に関する理論的検討を行った。また、アノン・メドジニ氏は、地図製作による権力の表れについて検討した。第3セッションでは、ヌレティン・オズゲン氏によるクルド国の成立に関する報告がされたのち、エドワード・ボイル氏による日本の「固有の領土」を用いた領土問題へのアプローチについて検討した。
この三つのセッションは、大会全体で議論された他の問題ともうまく整合した。火曜日に行われた山崎氏の講演では、ミクロの次元における主権の問題について提起し、その上で沖縄にある米軍基地問題に触れながら、国境と領土の問題をより広域な政治地理学的な観点から検討した。ガットナー氏の地図策定の重要性やマーフィー氏による政治や外交分野における地理学の重要性などの基調講演も大変興味深かった。会議初日のセキュリティ体制を見ても、またロシアの防衛大臣であるショイグ氏が現在ロシアの地理学協会の会長であることを鑑みても、地理学と権力の関係はいまだ健在であるといえるだろう。最後に、会議の会場となった建物の向かい側には、スターリン時代に立てられた立派な大学の建物があり、地理学とはいまだ強力な政治的試みであることを示した。
(文責: ボイル・エドワード、九州大学アジア太平洋未来研究センター)
2015年8月9日(日)、九州大学箱崎キャンパス21世紀プラザIにて、本年4月に設立された九州大学アジア・太平洋未来研究センター(CAFS)と北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター境界研究ユニット(UBRJ)の主催による第3回アジア・太平洋ボーダースタディーズセミナーが開催された。セミナータイトルは「Lessons from European and Central Asian borders for Asia-Pacific Future Studies」と題し、前半はUBRJとの結びつきが深い東フィンランド大学カレリア研究所のイルカ・リッカネン教授が"EU Neighborhood Policies and Visions of the Post-Cold War International Order"、ジェームズ・スコット教授が"The Renaissance of Geopolitical Realism: Repercussions for the Reconceptualization of European Neighborhood"と題する報告をそれぞれ行った。昨年のウクライナ危機以降、ギリシャの財政破綻問題やイギリスのEU離脱問題など、これまでのEUの一体性や結束を揺るがす出来事が立て続けに起こる中での、EUの東方政策のあり方の変化や、より「リアリズム」に近い地政学的思考の復興といった問題についての報告であった。後半は、スラブ・ユーラシア研究センターのUBRJ担当助教である地田徹朗が組織した越境環境問題であるアラル海問題についてのセッションである。アラル海救済運動をペレストロイカの時期から先導してきたニコライ・アラディン教授(ロシア科学アカデミー動物学研究所)による"The Partial Restoration of the Aral Sea and the Biological, Socio-Economic and Health Conditions in the Region"という報告と、中央アジア地域の水資源・エネルギー問題をめぐる国際関係が専門のエカチェリーナ・ボリソヴァさん(ロシア科学アカデミー東洋学研究所)による"The Trans-boundary Water Problems in the Aral Sea Basin"という報告の二本立てだった。アラル海救済をめぐる地域・国際協力のあり方とアラル海流域の上流国・下流国間の水資源と電力をめぐる争いの双方の側面について取り上げつつ、今後の協力進展の展望について考えるセッションとなった。セッション組織者としては、中央アジアそして環境問題というボーダースタディーズではマージナルな地域・分野であったにもかかわらず、参加者に関心をもっていただけたことが率直に嬉しかった。セミナーには夏休みの日曜日、しかもうだるような猛暑であるにもかかわらず、18名の参加があった。また、暑い中セミナーのロジ面を担当していただいた九大アジア・太平洋未来研究センターの皆さまに心から感謝を申し上げたい。
(文責:地田 徹朗)
2015.07.28
共同通信47ニュースで国境観光の紹介記事が掲載
境界研究ユニット(UBRJ)では、「国境地域であること」、そして、「国境そのもの」を観光商品とし、実際に国境を跨ぐことで国境を知ることを目的とする「国境観光」の振興・研究に取り組んでおりますが、その活動は北海道新聞や西日本新聞など多くのマスメディアで取り上げられるところとなりました。そしてこの度、6月15~19日に実施された稚内=サハリン国境観光ツアーに実際に参加した共同通信社旭川支局の西村耀記者の筆による「【国境の旅がオモシロイ】モニターツアーに参加してみた/ルートの珍しさが好評」という記事が共同通信47ニュースサイトに無料配信されております。記者本人の参加記から、一般参加者の声、稚内市が寄せる国境観光への期待など興味深い内容となっております。こちらからご一読ください。
2015.07.27
ボーダーツーリズム(国境観光)セミナー2015 開催される
ボーダーツーリズム(国境観光)セミナー2015 開催される
北海道国際交流・協力総合センター(HIECC)、北海道大学・境界研究ユニット(UBRJ)、境界研究地域ネットワークJAPAN(JIBSN)、国境地域研究センターが主催する、ボーダーツーリズムのセミナーが70名の参加者を集めて、2015年7月24日、ホテルポールスター札幌で開催されました。主催者を代表した越前副会長の御挨拶の後、来費としてロシアのファブリチニコフ札幌総領事の登壇があり、6月15日から実施された稚内・サハリン国境観光モニターツアーのアンケート調査結果報告がHIECCの高田喜博・上席研究員からなされました。高田研究員は、2015年3月に対馬・釜山で実施されたアンケート結果との比較から、稚内・サハリンツアーのトライアウトの成功面と問題点を浮き彫りにしました。国境観光というコンセプトそのものを参加者の多くが堪能したとする一方で、そのニーズの多様性にどのように答えていくかが課題だと指摘しました。
報告を受け、パネルディスカッションでは、まず稚内商工会議所の今村光壹副会頭から、正念場の稚内に対する熱い支援へのお礼とともに、フェリー撤退の危機をチャンスとして新しい国境のまちづくりについての決意が表明されました。東京から前日、稚内に飛び早朝のスーパー宗谷で5時間かけて札幌入りされたエムオーツーリストCISロシアセンターの濱桜子グループリーダーは、初めての稚内に魅了された想いを語るとともに、稚内とサハリンをつなぐストーリーをもったツアーづくりについて触れられました。今シーズンは、日露国境と北緯50度線の2つの境界を越えるスペシャルツアーと宮沢賢治の足跡をたどるツアーの2つを手掛けており、いずれも稚内での見せ場がきちんと参加者に伝えるものにし、単にサハリンに行くといった通常の海外旅行との違いを演出したいと強調されました。これらの現場からの報告を受け、北海道教育大で観光学を教える池ノ上真一講師から、サハリンと稚内をセットで域外に魅せる観光商品づくりとサハリンと稚内の域内の相互交流の両面から地域振興を考えることの重要性を考えるべきだとの問題提起があり、観光学の知見から高田報告及び今村・濱の発言の意味を読み解いていただきました。
道、ビジネス、観光などの様々な関係者が見守るなか、フロアからも活発な質問が相次ぎ、「今年もっとも刺激をうけたセミナーだった」との声も来場者からは聞かれました。なお、高田研究員の分析結果は、近日、公開されます。
(文責:岩下 明裕)
2015.07.14
UBRJセミナー「東南アジアの境界:タイ北部国境から眺める」開催される
2015年7月13日、タイのメーファールアン大学から3名の講師をお招きし、UBRJセミナー「東南アジアの境界:タイ北部国境から眺める」が開催されました。セミナーでは、まずメーファールアン大学社会イノベーション学部・学部長のシリポーン・ワッチャルク女史により、タイ全国とメーファールアン大学での境界研究の取り組みの現状について紹介がありました。タイに境界研究のセンターが存在しないという現状に鑑みつつ、チェンライというタイとミヤンマー/ラオスの国境地域という地の利を生かしつつ、バンコクではできない独自の境界研究を推進するという方針が紹介されました。そして、同学部付属のリサーチセンターを軸に境界研究分野での国際協力を推進したいと考えており、北海道大学を含む日本の諸大学は重要なパートナーになり得る存在であり、今後協力関係を密にしてゆきたいとの意向が示されました。その後、副学部長のワンワーリー・インピン女史より、"An Efficiency of Local Administrative Organization in Chiang Rai Province Toward a Mitigation of Earthquake Disaster"という研究報告がありました。これは、2014年5月にタイ北部で起きた大地震後の復興・緩和策をめぐる地方自治体(sub-district administration)の役割・立場に焦点を当てたもので、境界研究だけでなく災害論の立場からも興味深い報告でした。タイは中央政府の権力が非常に強く、大地震のような稀有な災害が起きた際に、本来ならばローカルなレベルで迅速に対応をしなければならないのに、郡以下の地方自治体は権限も要員も能力も欠いており、緊急時のローカルな対応についての無理解から上から降りてきた予算や資源の適切な分配もままならず、これからは中央政府が責任をもってアクションプランを立てて地方分権と自治の拡大をやらなければならないとの方向性が示されました。次に、社会イノベーション学部リサーチセンター長のユズポーン・チャントラワリン氏が、"Footloose Gem Traders and The Grey-shaded Border Space of Mae Sai Border Town"と題する、ミヤンマーとの国境の街メーサイにおける1990年代の宝石の密貿易について報告を行いました。1990年代のタイ=ミヤンマー国境管理の甘さ、ミヤンマー北東部におけるシャン人の独立闘争、同地域における宝石鉱山の点在といった要因が相まって、タイ東南部のチャンタブリの宝石商人がこぞってメーサイに居を構え、1日100人~200人ともいわれたシャン人密輸人との取引で莫大な金額がまさに国境の街で動いていたが、ADB-GMSによる国境管理強化プロジェクトにより2000年代になり宝石商人は南に撤退したということが論じられました。報告は、境界地域の主体性について大きな示唆を与えるもので、個別事例に留まらない普遍性を有している刺激的な内容でした。
セミナーは1時間半という枠の中で行われ、質疑応答の時間は限られていましたが、セミナー後の懇親会まで含めて活発な議論がなされました。3名は翌朝には成田を経由して広島まで飛び、3日の滞在の後、今度は福岡に向かうというタイとなスケジュールとのことですが、これを機にメーファールアン大学とUBRJを含む我が国の境界研究コミュニティと研究協力の緊密化が望まれています。
(文責:地田 徹朗)
2015.07.07
第三回ボーダースタディーズ北米研究部会が開催される
去る7月4日に、第三回ボーダースタディーズ北米研究部会が、東京・御茶ノ水の中央大学駿河台記念館で開催されました。土曜日にもかかわらず、20名以上の参加者がありました。ボーダースタディーズを勉強している学生も多数参加したため、初めに特別レクチャーとして、岩下明裕・北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・教授/境界研究ユニット代表より、「ボーダースタディーズとは何か」についてお話がありました。空間を区切る人間の行為とその空間内におよぼされる権力的な作用に関して、われわれの普段の日常生活にありふれた事例から国境・領土紛争にいたるまで、わかりやすく解説していただきました。
次に、摂南大学外国語学部の大原関一浩氏による「国境を越える移住のプロセス:明治期日本人性労働者の北米西部への移住について」と題したメイン報告が行われました。大原関氏は、2008年にニューヨーク州立大学ビンガムトン校歴史学部に提出した博士論文"Japanese Prostitutes in the Pacific Northwest, 1887-1920"によって歴史学博士号を取得されました。今回のご報告は、その博士論文の一部に基づくものであり、明治期に北米西部へ渡った性労働者としての娼婦の実態を、現地で渉猟された一次史料に基づいて明らかにしたものでした。トランスボーダー現象としての娼婦の多様な形態での「渡航」を、プッシュ・プル要因という国際移動研究における理論的枠組みを用いながら説明されましたが、娼婦の渡航に介在した周旋者組織の構造的要因についても目配りを利かせたご報告でした。空間的な視座を重視するボーダースタディーズは、マイグレーションスタディーズとの理論的相関性はあまりよくないと捉えられがちです。しかし、大原関氏のご報告は米加国境にまたがる北米西部へ、なぜ性労働者としての娼婦が集中して移住したのかについて、国境を越えるミクロ(個人、家族、周旋者)とマクロ(地域経済、国家)双方のネットワーク要因を分析されたことによって、相互の近接性を示唆するものになりました。ご報告は1世紀前の内容ですが、最近の人身売買を代表とする深刻な人権問題などを考えるときに、現代にも極めて相通じる問題提起であったと思います。その後、フロアからも多くの質問が寄せられ、盛況な研究会となりました。
(文責 川久保文紀)
2015.06.30
UBRJセミナー「根室からみた北方領土問題」盛況裏に開催!
UBRJセミナー「根室からみた北方領土問題」盛況裏に開催!
6月27日(土)、UBRJセミナー「根室からみた北方領土問題:人々の「想い」と「本音」にせまる」が開催されました。土曜日午後の開催だったにもかかわらず、50人もの来場があり大盛況でした。
本セミナーは「DVD『北方領土を望んで:人々の想いは今』完成記念特別セミナー」と銘打たれ、冒頭でDVDの上映が行われました。その内容は、根室振興局内に住む北方領土の元島民およびその子孫(島民「二世」)の方々、根室市長や標津町長など行政当局者などの、北方領土問題の現状と展望に関する率直な発言が収められたものです。国から押し付けられた「固有の領土」観や四島一括返還論の膠着性、また返還運動の担い手の世代交代による意見の変化などが感じ取れるものでした。
セミナーの後半では、昨年、一昨年と根室市役所でインターンを行い、今回もつい先日まで根室市で調査にあたっていたフランス人留学生ファベネック・ヤン氏による講演が行われました。ヤン氏は冒頭で、北方領土問題の解決を阻んでいるものは、根室という境界地域に対する国民世論や国家行政の無関心に他ならないと断罪します。そして、ロシア議会がさけ・ます流し網漁禁止法案を可決したことを、根室が直面するであろう新たな危機として紹介しました。オホーツク海域ではサハリン州北クリル諸島(北千島)の漁民も流し網漁でさけ・ますを獲っており、同海域での漁船の移動と操業が国内法により規制されているカムチャツカ州が本法案をバーゲンニングしたとの由です。カムチャツカ州の漁民は同海域で便宜置籍船を活用した違法操業を行ってきたわけですが、今回の法案により立場が逆転した北クリルの漁民が同様の途に走るのではということが危惧されています。そして、北方領土が何らかの形で解決した場合、多くのロシア人が日本国に編入されるということ以外に、根室の漁業者が流し網漁をオホーツク海域で展開できない一方で、便宜置籍船による違法操業は編入された自国領海でも続くことになり、北洋漁業の混乱はむしろ悪化するのではというショッキングな展望が示されました。その後の質疑応答セッションは、岩下明裕・UBRJユニット代表とヤン氏によるトーク形式で行われ、非常に盛り上がりました。
セミナー全体の印象として、北方領土問題解決後のグランドデザインを早急につくる必要があること、そして、北千島やカムチャツカも含めた形で地域研究を進展させる必要があること、この二点を強く感じさせました。
(文責:地田 徹朗)
ブックレット・ボーダーズ第2巻『「見えない壁」に阻まれて:根室と与那国でボーダーを考える』刊行!
好評を博した『国境の島・対馬の観光を創る』に続く、NPO法人国境地域研究センター発行、北海道大学出版会発売によるブックレット・ボーダーズ第2巻『「見えない壁」に阻まれて:根室と与那国でボーダーを考える』が刊行されました!グローバルCOEプログラム「境界研究の拠点形成」の最終年度にそれぞれ与那国町役場、根室市役所にインターンとして派遣された舛田佳弘(現・日本文理大)、ファベネック・ヤン(現・北大院文学研究科博士課程)がみた、「見えない壁」で国境の向こう側との交流が阻まれている地域の現場からの報告となります。お近くの書店にてご購入ください。